| Madhavan, Arvindswamy, V.Natarajan, Vivek | Maniratnam | A.R.Rahman |
| Shalini, Swarnamalay, Jayasudha, Kushboo | 2000 |
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バイクに乗って気分よく帰宅の途についているマーダヴァンは、妻のシャリーニを迎えに駅へと向かう。しかし、シャリーニはいくら待っても彼の前に姿をあらわすことはなかった。 場面は変わって、シャリーニの親戚の娘の結婚式が盛大に行われていた。その会場には新郎の友人のマーダヴァンも来ていた。マーダヴァンは、会場で生き生きと動き回るシャリーニを見て好感を持つ。 シャリーニの家は、それ程裕福な家庭ではないものの、両親と姉の四人家族であった。勉強の良くできるシャリーニは、医者になるため大学に進学しており、家族の希望の星になっていた。一方、マーダヴァンは、裕福な家庭に育ちまだ親のすねを齧っている青年だった。二人は、偶然大学に行く途中、すれ違う電車で相手の姿を見止める。マーダヴァンは、その出会いを偶然ではないと感じ、シャリーニにアタックする。 マーダヴァンは大学の友達を使って、シャリーニの家を探し当てる。シャリーニもそのマーダヴァンに対し好意を抱くようになり、二人は愛し合うようになる。そしてマーダヴァンは、強引に結婚の話を進めよう手する。シャリーニもまた、直ぐにでも結婚したいと夢見る。しかし、シャリーニの両親は、彼女が医者になることをまず第一に望んでおり、結婚などもっと先のことだと考えていた。そのシャリーニの両親の下にマーダヴァンの両親が婚約を申し込みに来るものの、シャリーニの両親は縁談を断る。そのため、二人は別れることとなる。 別れた後、二人は別々の道を歩み始める。マーダヴァンは、友人たちとコンピューター会社を立ち上げ、シャリーニは、医者になるための勉強に励む。しかしマーダヴァンの姪の悪戯のせいで、二人の思いは再び強くなる。それでもシャリーニは、その気持ちを振り払うかのように医者になる勉強を続ける。しかし思いを断ち切れないマーダヴァンは、とうとうシャリーニの研修先まで彼女を追いかけ二人は再会し、結婚することを固く誓う。 そして二人は、親に内緒で結婚式を上げることにする。シャリーニは、姉のスワルナマーライが二人の結婚を応援し、マーダヴァンは友人たちが心から応援し、二人は秘密の結婚式を上げる。一緒に暮らすことができないものの、二人はそれで幸せであった。 シャリーニの家では、姉のスワルナマーライのお見合いが行われていた。縁談は順調に進み、ついでにシャリーニもまた相手の弟と結婚してはどうかと話が進んでしまう。マーダヴァンと結婚しているシャリーニは、どうにか断ろうとするものの、姉の縁談を台無しにするわけにも行かず、困惑してしまう。しかし、とうとう自分がマーダヴァンとすでに秘密の結婚をしていたことを話す。そのせいで、相手方も怒ってしまい、姉の縁談も破談になってしまう。 秘密の結婚のことを知った、シャリーニの父親は激怒し、駅でマーダヴァンを捕まえ殴り倒す。そして、マーダヴァンもシャリーニも、家から追い出されてしまう。二人は、まだ建築途中のマンションの一室をただで貸してもらうことになり、愛の巣を構えることとなる。二人は、貧しいながらも二人で一緒に入ることができる充実感に浸り、幸せな生活を送るようになる。 しかし、シャリーニが電車に乗ったとき、そこには暗い顔押した母親のジャヤシュッダとスワルナマーライがいた。実は、シャリーニが家を出てから父親が心労で倒れてしまっていたのであった。そのことを知って、シャリーニは、まだヴァント共に父親の下へ謝りに行こうとする。マーダヴァンは、一度は断るものの、一緒に父親に謝りに行くことにする。 謝罪に向かう途中で、二人は張り紙を見て異変に気が付く。シャリーニの父親は時すでに遅く、とうとう、帰らぬ身となってしまい、葬儀が行われていたのであった。シャリーニは、自らの罪深さを嘆く。それに対して、マーダヴァンも、彼女を励ます術がなかった。そのため、二人の間には、すきま風が吹くようになってしまう。 マーダヴァンは、シャリーニの残された家族と縁りを戻すために、スワルナマーライと破談になってしまった縁談の相手を再度引き合わせ、幸せな結婚をするようにする。それというのも、自分の責任で、二人の縁談が破談になってしまっていたため、その償いをしようとの気持ちからであった。スワルナマーライ達は、やがてマーダヴァンの気持ちも理解し、愛し合うようになり、結婚することとなる。そのことを知ったマーダヴァンは、大喜びして、彼女に抱きつく。しかし、そのマーダヴァンが女性と抱き合っているのを相手の顔をわからずに見てしまったシャリーニは、マーダヴァンが浮気しているのではと勘違いしてしまう。疑心暗鬼に陥ったシャリーニは、すっかりふさぎこんでしまい、二人は、とうとう大喧嘩をしてしまう。 しかし翌日、マーダヴァンは、自分たちの会社のプロジェクトがビッグ・ビジネスになることとなり、大喜びし、何よりもその喜びをシャリーニ伝えたいと思い家路を急ぐ。それと共に、シャリーニが道を歩いている時、姉とその結婚相手と出会い、二人を再び結びつける努力をしてくれていたのが、マーダヴァンであり、シャリーニが浮気ではと思っていたのも全くの勘違いであることを知る。シャリーニは、マーダヴァンの真心を知って、思わず涙ぐんでしまい、今直ぐにでもマーダヴァンの下へと駆けつけようと、家路を急ぐのであった。 |
| 何よりも、前半のマーダヴァンとシャリーニの愛し合う気持ちを描き出す映像のひとつひとつがあまりにも瑞々しく美しい。それと共に、その映像と完璧に重なり合うA.R.ラフマーンの音楽は、素晴らしいの一言。前半の全く隙のない緊密な完成度の高さは、絶賛に値する。後半は、脚本が練れてはいるものの、やや回りくどい部分も残るが、台詞を中心に見ていくと良いでき。マニラトナム監督の中でも、特に前半は最高傑作のひとつと言って差し支えないだろう。 |