サティヤラージの、嫌らしい悪役ぶり、偽善者ぶりは好演。中間部の騒乱の部分や、光が豪華に使われる最後の夜の結婚式の場面では、見応え充分。南インド。映画。DVD。
Amaithi Padai
| Sathyaraj, Manivannan | Manivannan | Ilaiyaraja |
| Ranjitha, Kasthuri | 1994 |



【ストーリー】
| 軍人のサティヤラージ(息子)は、結婚するために故郷に戻ってきた。結婚の相手は、ランジッタだった。二人の顔合わせで初めて二人は対面するが、互いに恥ずかしがって、顔も見れないほどだった。しかしサティヤラージ(息子)は、まだ女学生のランジッタが学校から帰るときなどに、彼女に会いに行き、やがて二人は愛し合うようになってゆく。そして、二人の結納の式が行われる。 しかしその式でサティヤラージ(息子)は、自分自身の生まれのことを咎められたことに腹を立て、式は滅茶苦茶になってしまう。サティヤラージ(息子)は、そのとき自分自身の本当の出生を両親から聞かされるのであった。 サティヤラージ(父)は、以前、体が大きいものの、それといった定職についていない青年であった。彼は、地元の名士のマニヴァンナンと出会い、彼の下で働くようになる。彼は、腰が低く、聡明で口の立つ人物であった。そのことから、マニヴァンナンの下でどんどん力をつけてゆく。 サティヤラージ(父)には、恋人のカスチュリがいた。二人は愛し合うものの、れはサティヤラージ(父)の用意周到な作戦によるものであった。サティヤラージ(父)は、やがてマニヴァンナンに見込まれ、選挙に出馬し、当選する。それと同時に、自分自身にとって利用価値のなくなったカスチュリは邪魔な存在でしかなくなっていた。サティヤラージ(父)は、権力欲にまみれ、尊大な本性を現し、カスチュリを捨てるのであった。 カスチュリは、実はサティヤラージ(父)の子供を孕んでいた。彼女は、そのお産で死んでしまう。そして、そのとき生まれたのが、サティヤラージ(息子)であった。自分の出生の秘密を知ったサティヤラージ(息子)は、サティヤラージ(父)に対し、憎悪の念を持つのであった。 偽善の塊であるサティヤラージ(父)は、表面は一般の人たちのことを思いやっているようでいながら、逆に社会の騒乱を助長し、そのことを糧に、政治的地位を高めていっていた。そして、その騒乱を収めるための最前線に、サティヤラージ(息子)は、いたのであった。 その最前線の兵士達を慰労するために、サティヤラージ(父)は出かける。そして、彼に先立って、彼の妻も訪れる。妻は、そのとき、その慰労する兵士の中にサティヤラージ(息子)がいるのを見つける。そこにサティヤラージ(父)が訪れる。それに対し、サティヤラージ(息子)は、父に向かって銃を撃つ。しかしそれは、サティヤラージ(父)を襲おうとする、暴漢を撃つためのものであった。 出生の秘密を知ったサティヤラージ(息子)は、実の母親のカスチュリの墓を訪れる。するとそこには、サティヤラージ(父)の妻がいた。彼女は、カスチュリのことを不憫に思い、ずっとお参りし続けていたのであった。その姿を見て、サティヤラージ(息子)は、父の家を訪れることにする。 しかし、サティヤラージ(父)は、息子と手を結ぼうとしつつある妻を邪魔に思い始める。そして、彼女を手下に殺させる。その事実を知った、サティヤラージ(息子)は、堪忍袋がとうとう切れ、職務を忘れ父尾を殴り倒す。しかし、その事でサティヤラージ(息子)は、刑務所に入れられてしまう。 息子を刑務所に入れたサティヤラージ(父)は、息子へのあてつけとして、ランジッタを誘拐し、彼女と結婚しようとする。ランジッタは拒否するものの、自分の妹を殺すと脅され、仕方なく結婚することにする。そして、結婚式が行われることとなる。そのとき、サティヤラージ(息子)は、脱獄して、父と最後の対決に向かうのであった。 |
【コメント】
| サティヤラージの二役。父親役のサティヤラージの、嫌らしい悪役ぶり、偽善者ぶりは好演。女学生のランジッタも可愛らしい。また、中間部の騒乱の部分や、光が豪華に使われる最後の夜の結婚式の場面では、見応えがある。脚本もしっかりしている。音楽は、イライヤラージャにしては、泥っぽい感じ。 |
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