善意に溢れたストーリー。マムーティの誠実で懐の深い演技が非常に良い。寺院での祭りや結婚式のシーンの画面は、実に豪華。南インド映画。DVD。
Anandam
| Mammootty, Murali, Abbas, Shyam Ganesh, Delhi Ganesh, Vijayakumar | Lingusamy | S.A.Rajkumar |
| Devayani, Rambha, Sneha, Srividya, Poonam | 2001 |




| マムーティの家族は、父親のデーリー・ガネーシュ、母親のシュリーディヴィヤ、弟のムラーリ、アッバス、シャーム・ガネーシュの六人家族である。六人の中は実に睦まじいものであった。しかし、その家族には、まだ一人も花嫁は迎え入れられていなかった。 ある夜、家族の家に泥棒が入る。家族は、皆で泥棒を捕まえる。しかし泥棒が、三日間何も食べていないのを知り、食事を与える。そればかりか、境遇を哀れんで、家で雇ってやる。泥棒は、真面目に働くものの、家に花嫁がいないのを訝しがり、シュリーディヴィヤにその理由を聞く。 実は、以前マムーティは、従兄弟の娘のポーナムと結婚することになっていた。しかし、マムーティの家族は、都市の再開発によって、繁盛していた店を撤去させられてしまう。その結果、マムーティの結婚は、破棄されてしまう。マムーティとムラーリは、家族を養うために、一生懸命に働く。そのマムーティに対し、再びポーナムとの結婚が彼女の母親から持ちかけられる。しかし、兄弟と別れて住むことを条件とされたため、彼は断る。 彼らの家族は、一生懸命に働いたおかげで、町でも指折りの家族になっていた。それでも、マムーティは、独身を貫いていた。しかし、マムーティは、祭りで、信心深く謙虚なデーヴァヤーニを見初め、結婚する。 デーヴァヤーニは、大学に通う三男のアッバス達にも、規則正しい生活を送るように言うことのできる賢妻であった。デーヴァヤーニを家族に迎え、家族は一層仲良く、賑わしくなる。その頃、アッバスは、スネーハを見かけ、一目惚れする。彼は、積極的に彼女にアタックし、二人は、愛し合うようになるのであった。 マムーティとの結婚を破棄したポーナムの家族は、そのことを後悔していた。そこで、妹のランバーとムラーリとの縁談を持ちかける。マムーティは、過去のことは流し、その縁談を受け、二人は結婚する。ランバーは、姉のこともあり、より一層ムラーリを愛想とするが、空回りするところもあった。しかし、それも全て家族は受け入れ、仲良く暮らすのであった。 やがて、アッバスが、大学を卒業する。アッバスは主席で卒業し、デリーで働くことになる。アッバスは、スネーハと離れ離れになるのを惜しみ、デリー行きを拒否する。しかし、家族とスネーハの勧めを受けて、デリー行きを決心する。しかしそれ以上に、スネーハの父親のヴィジャヤクマールの存在があった。 ヴィジャヤクマールは、地元の名士であり、隠然たる力を持っていた。そのため、それまでスネーハに近づこうとする男性もいなかった。また、スネーハが一人娘であるため、男性との付き合いに関しては、厳格であった。二人の関係を知ったヴィジャヤクマールは、アッバスを呼びつけ、二度とスネーハに近づくことのないよう約束させる。それらのことから、アッバスは、デリー行きを決める。 アッバスが、デリーに行ってから、家族の間がギクシャクし始める。ムラーリは、マムーティがいない間に商談をしてしまう。そのことで、大きな損失を出す。結局ムラーリは、その事実をマムーティに言い出せずに、秘密にしてしまう。そして、ムラーリとランバーとの間に女の子が生まれるものの、ランバーは、自分よりデーヴァヤーニがシュリーディヴィヤに大切にされていると思い込み、怒りっぽくなり、とうとう仲の良い家族の間で、喧嘩も出始めることとなる。 その頃、マムーティは、自分たちの扱う米の中に、石が混じっているのを見つける。その米を納入していたのは、ムラーリが、以前騙され損失を出した業者であった。ムラーリは、そのことから、その業者を切ることが出来ずにいた。マムーティは、直接業者に出向き、クレームを付ける。そしてその時に、ムラーリの損失の話も知るのであった。 その事実を知ったマムーティは、娘が病気になり、病院に行くために家のお金を数えていたムラーリに対し、汚い言葉を浴びせる。そのことで、家の人たちは、驚き、ムラーリは、ショックを受ける。しかし、何を怒っているのかを解っているムラーリは、何も反抗することはなかった。そのムラーリに、シュリーディヴィヤとデーヴァヤーニは、お金を渡し、病院に行くように言う。マムーティもすぐに反省し、ムラーリの行った病院に行く。そして、ムラーリに謝り、医者から、病状について説明を聞くのであった。 マムーティに対し、従順なムラーリに対し、彼の使用人は独立するよう進める。そして、ムラーリは、彼の進めた店舗を買うことにする。使用人は、これでムラーリが独立すると思っていたものの、ムラーリは、マムーティの下から独立することなど全く考えていなかった。ムラーリは、その買った店をその使用人の独立のために買ったのであった。 その中、アッバスが、デリーから休暇で帰ってくる。アッバスは、自分たち家族で、製粉工場を立てることを考えていた。彼は、デーヴァヤーニとランバーにそのことを相談する。それに対し、二人は、自分の持っていた装飾品を彼に渡す。それを元手に、アッバスは、ローンを組み、工場を立てることにする。 しかし、その工場が建設される内に、ランバーの不満は溜まる一方であった。そして、偶然ランバーは、マムーティが、ひそかに自分の名義で貯金をしていることを知る。そのことに怒った彼女は、家族にそのことを知らせ、マムーティを問い詰める。しかしそのお金は、実は、ランバーの娘の手術費として貯金されていたものであった。マムーティは、娘が手術が必要であることを家族に何も教えていなかった。その貯金のおかげで、娘の発作が起きたときも、すぐに手術ができ、命を取り留める。そしてそのマムーティの本心を知り、ランバーは心を入れ替えるのであった。 無事に工場は、完成する。しかし、町に戻ってきてから、アッバスは、ずっとスネーハを避け続けていた。スネーハへの思いはあるものの、ヴィジャヤクマールとの約束から、避け続けていたのであった。しかし、とうとう二人が会ったところを見つかる。そして、ヴィジャヤクマールに再び呼び出され、マムーティを呼ぶように言われる。しかし、それは、二人の結婚についてであった。ヴィジャヤクマールは、二人の結婚を許す。しかし、それには、条件があった……。 |
| ≪Vanathapola≫に似た、善意に溢れたストーリー。スターが集まりすぎ、焦点が少々ぼやけている面もあるが、マムーティの誠実で懐の深い演技が非常に良い。強面でありながらも、娘のことを思うヴィジャヤクマールの存在が、全体を引き締めている。寺院での祭りや結婚式のシーンの画面は、実に豪華。音楽は、1ルピー硬貨を題材にした曲が中々面白い。 |
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