Baley Pandiya

SivajiB, M.R.RadhaA, Balaji P.R.Bandulu Viswanathan Ramamoothy
Devika, Vasanthi, Sandhiya 1962

   

   

   


【ストーリー】

 孤児のシヴァージ(パンディヤ)は、人生に絶望し、飛び降り自殺しようとしていた。そこに、偶然、ギャング達のボスのM.R.ラーダ(カバリ)が通りかかり、彼を説得する。M.R.ラーダ(カバリ)は、シヴァージ(パンディヤ)に一ヶ月間だけ生きて、その後に自殺すればいいと言ったのであった。

 説得に応じたシヴァジー(パンディヤ)は、M.R.ラーダ(カバリ)のところに居候するようになる。M.R.ラーダ(カバリ)の所には、シヴァージ(パンディヤ)と瓜二つの用心棒、シヴァージ(マルドゥー)がいた。M.R.ラーダ(カバリ)は、シヴァージ(マルドゥー)に多額の保険金をかけ、1ヵ月後にシヴァージ(パンディヤ)の死体を、シヴァージ(マルドゥー)の代わりに差し出し、保険金をせしめようと企んでいたのであった。

 1ヵ月生き延びることにしたシヴァージ(パンディヤ)は、飛び降りようと塔に上ったときに見かけた、デーヴィカの下を訪ねる。デーヴィカには、父親のM.R.ラーダと、兄のバーラジがいた。デーヴィカに心惹かれていたシヴァージ(パンディヤ)と、彼の誠実さに惹かれたデーヴィカは、あっという間に愛し合うようになる。

 二人が、共に愛し合うようになったところで、期限の1ヵ月が来る。M.R.ラーダ(カバリ)は、当然死ぬのだろうと思っていたものの、シヴァージ(パンディヤ)は、生き続けることにしていた。そこで、M.R.ラーダ(カバリ)は、シヴァージ(パンディヤ)を殺そうとする。

 事情を知ったシヴァージ(パンディヤ)は、M.R.ラーダ(カバリ)の家から逃げる。そして、たまたまいたヴァサンティの車に逃げ込み、追っ手から逃げる。しかし、運転していたヴァサンティは、まともな運転の出来ない天然ボケのドライバーだった。案の定、二人の乗った車は事故を起こしてしまい、病院へと運ばれるのであった。

 病院に、ヴァサンティの父親が駆けつけ、シヴァージ(パンディヤ)を責める。しかし、事故の際、彼がヴァサンティを懸命に助けて、彼女が一命を取り留めたことを知り、シヴァージ(パンディヤ)を自分の息子として家に迎える。

 拠り所を見つけたシヴァージ(パンディヤ)は、再びデーヴィカと合うようになり、結婚を誓い合うようになる。しかし、M.R.ラーダ(カバリ)らの追及は厳しく、彼らの罠に嵌ってシヴァージ(パンディヤ)は、刑務所に入れられる。すぐにシヴァージ(パンディヤ)は、出所する。しかし、家に戻ると、父親は死んでしまって、ヴァサンティと二人で暮らすことになる。

 やがて、デーヴィカと結婚するために、シヴァージ(パンディヤ)は、デーヴィカの父のM.R.ラーダと会う。しかしそこに、M.R.ラーダ(カバリ)もまた事情を探りにきていた。デーヴィカの父のM.R.ラーダと天敵のM.R.ラーダ(カバリ)と鉢合わせ、二人がそっくりなことから、シヴァージ(パンディヤ)は、パニックになってしまう。その様子を見たデーヴィカの父のM.R.ラーダは、機嫌を損ねてしまい、二人の結婚を認めないのであった。

 落胆するシヴァージ(パンディヤ)の一方で、バーラジは、シヴァージの妹となったヴァサンティに熱を上げていた。二人は、愛し合うようになり、結婚を誓い合う。その二人のおかげもあって、シヴァージ(パンディヤ)とデーヴィカ、バーラジとヴァサンティは結婚するのであった。

 二組の結婚式は無事にすんだものの、M.R.ラーダ(カバリ)らは、シヴァージ(パンディヤ)を強襲し、拉致する。観念したシヴァージ(パンディヤ)は、妹のヴァサンティなどに、心のこもった遺書を書き、警護の目を盗み、窓の外へと投げる。その手紙を最後に、シヴァージ(パンディヤ)は、M.R.ラーダ(カバリ)達によって、縛られた上で、海へと投げ捨てられてしまう。そして、その後に、遺書は、無事にヴァサンティたちの下へ届けられるのであった。

 警察に追われるようになったM.R.ラーダ(カバリ)達は、偶然シヴァージ(パンディヤ)にそっくりな人物を見かける。彼は、貧乏な化学者のシヴァージ(シャンカール)であった。実は彼は、孤児のシヴァージ(パンディヤ)の兄であった。M.R.ラーダ(カバリ)達は、今度は彼を死体の代わりにしようと企む。しかし、そこにデーヴィカ達の弁護士が訪れる。それは、シヴァージ(パンディヤ)に残された遺産の相続人を探していたのであった。

 遺産が莫大なことであることを知った、シヴァージ(シャンカール)の妻のサンディヤは、その遺産を全部乗っ取ろうと考える。そこで、夫のシヴァージ(シャンカール)をシヴァージ(パンディヤ)に扮装させ、シヴァージ(シャンカール)は、化学の実験の途中で、爆死したことにする。そしてその一方で、M.R.ラーダ(カバリ)達も、シヴァージ(マルドゥー)をシヴァージ(パンディヤ)に扮装させ、遺産を分捕ろうと画策する。

 やがてそこに、デーヴィカ達の家族全員が、シヴァージ(シャンカール)が死んでしまったサンディヤの家を訪れる。そこには、シヴァージ(シャンカール)が扮したシヴァージ(パンディヤ)がいたことから、デーヴィカ達は泣いて喜ぶ。

 その頃、デーヴィカ達の弁護人のところには、命を助かっていた本物のシヴァージ(パンディヤ)が尋ねていた。事情を聞いたシヴァージ(パンディヤ)は、急いでデーヴィカ達の下へと向かう。その一方では、M.R.ラーダ(カバリ)達は、シヴァージ(シャンカール)を殺害し、シヴァージ(マルドゥー)をシヴァージ(パンディヤ)に扮装させ、遺産を分捕ろうと考えていた。そうして、とうとう、デーヴィカ達のいるサンディヤの家に、シヴァージ(パンディヤ)、シヴァージ(シャンカール)、シヴァージ(マルドゥー)が集結するのであった。


【コメント】

 シヴァージの三役、M.R.ラーダの二役の絡み合いが絶妙な作品。全編、馬鹿馬鹿しい場面が続き、非常に楽しめる。ストーリーは、文章化するとややこしいが、実際見てみるとそれが一番の可笑しさを引き出している。音楽も中々良く、シヴァージ(パンディヤ)が、M.R.ラーダ(デーヴィカの父親)と歌い合わせをする場面は、抱腹絶倒もの。



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