Deena

Ajithkumar, Suresh Gopi, Sriman A.R.Murugadass Yuvan Shankaraja
Laila, Diviya, Nagma 2001

   

   

   


【ストーリー】

 アジット(ディーナ)は、地域一帯のドンであるスレーシュ・ゴーピが一番可愛がっている子分である。アジットは、スレーシュ・ゴーピばかりでなく、彼の実の妹のディヴィヤとも仲が良く、兄弟として遇せられていた。

 アジットは、バスの中で、そして市場で、ライラと出会う。アジットは、彼女に一目惚れする。アジットは、手下から、ライラがピザ・ショップにいるのを聞きつけ、偶然を装って彼女にアプローチする。ライラもまた、そんな彼のことを好きになる。そして、今度はライラがテレビ取材を装ってアジットに電話をし、色々と聞き出すのであった。

 アジットは、ライラに対して、自分の本当の素性がばれないようにしていた。そのため、ライラが、男達にちょっかいされても、何も抵抗しなかった。しかしライラは、強い男が大好きであった。そのことを知ったアジットは、いつものように、いとも簡単に彼らを叩きのめし、実の姿を伝える。ライラは、戸惑うものの、逆により彼のことを愛するようになるのであった。

 ディヴィヤには、兄に隠れて恋人がいた。しかし、思いあっていることを知らない手下は、ディヴィヤに彼が付きまとっていると思ってしまう。アジットは、スレーシュ・ゴーピには何も知らせずに、その相手の男性を暴行する。それは、もしスレーシュ・ゴーピが、そのことを知ったならば、殺しかねないことを知っていたため、彼に諦めさせるためだった。しかし、その彼は、それ以降もディヴィヤと会い続ける。そのことを知ったアジットは、彼の家にまで出向き、暴行する。しかし、その彼は、実は、ライラの兄であった。

 アジットは、戸惑うものの、二人の仲を裂こうとする。しかし、ライラと話すうちに、二人は心から愛し合っていることを知り、ディヴィヤからもそのことを知らされる。そして、ディヴィヤは、アジットに、結婚できるように兄を説得してくれるように頼む。アジットは、試みるものの、ディヴィヤ自体が、スレーシュ・ゴーピの前で、自分には今好きな人はいないと言ってしまう。それは、ディヴィヤが、兄の頑固さと怖さを知っていたからであった。そして、思い余った、ディヴィヤは、とうとう彼と駆け落ちしようとする。

 ディヴィヤ達二人と、その仲間達は、駆け落ちしようと、車で逃走する。しかし、焦っていた彼らは、事故を起こしてしまい、彼女は、病院へと運ばれてしまう。いち早く、駆けつけたアジットは、彼女から、報復から、彼らの家族を守って欲しいと懇願する。そして、その言葉を残して、彼女は、死んでしまう。

 妹を失ったスレーシュ・ゴーピは、事故を起こした運転手を刺し殺し、すぐさま彼らの家族全員に報復することにする。そして、最初に、彼らの家族の妹のライラを殺害することをアジットに命じる。しかしアジットは、彼女を愛していることと、そしてそれ以上にディヴィヤの遺言から、それを拒み、とうとう一味から離れて、ライラ達の家族を守ることにする。

 しかし、アジットが、そのように思っていても、ライラ達の近所の人々は、決してその言い分を聞こうとはしなかった。その中で唯一、オートリクシャーの仕事をしているシュリマンとバラージだけは、アジットのことを信じて、助ける。アジットは、来襲を蹴散らし彼女達を助け続ける。しかし、ライラとアジットが愛し合っていることを知った彼女の兄は、自分から妹を奪って、全く同じ復讐するためにそのようなことをしているのだと罵声を浴びせる。

 そのことがあって、アジットは、彼らの家族が病院に行っている時、彼らから離れてしまう。そのことを知ったスレーシュ・ゴーピの手下達は、彼女達を襲うことにする。しかし、その危機を知ったアジットは、病院に駆けつける。そして、彼らと戦うものの、逆に、ボコボコにされてしまう。その彼を残し、彼女達を手下が襲おうとしたときに、警察が駆けつけ、ライラ達は難を逃れる。

 アジットは、そのことで深手の傷を負ってしまった。その姿を見て、ライラの兄もアジットの本心を知る。そしてライラの母親も、アジットに二人が結婚するように頼む。その事で、彼女により危害が及ぶことを危惧したアジットは、躊躇するものの、結婚することにする。そして、シュリマン達もまた、オートリクシャーの仲間達全員で、彼らを守り、無事に結婚式を上げさせるように約束する。

 アジットとライラの結婚式が挙げられるのを聞きつけたスレーシュ・ゴーピは、激怒する。そして、その結婚式をぶち壊し、彼らを殺害することにする。しかしそれに対し、以前自分自身の右腕を切断させられた、大臣は、復讐のチャンスとして、彼らを壊滅させようと思っていた。

 そして、スレーシュ・ゴーピが、その戦いの最前線に向かう途中で、スレーシュ・ゴーピは、ディヴィヤのクラスメート達と出会う。彼女達は、実は二人は愛し合っていたことをスレーシュ・ゴーピに伝える。スレーシュ・ゴーピは、彼女たちが、アジットの差し金だと思うものの、二人が仲良くしている写真を見せられ、事実を知る。そして、アジットがどのような思いで、自分と対峙しているのかも全て知る。そして、彼は、アジットと和解することにする。そして、やがて、二人は、和解する。そしてスレーシュ・ゴーピは、アジットの結婚を祝福しようとする。しかし、そのとき既に、ライラには、大臣からの刺客が放たれていたのであった。

 

【コメント】

 アジットの男臭いかっこよさが良く出た作品。ライラの顔に似合わず、ファイティング好きという設定も、いい味を出している。脚本も、説得力あるもので、骨太のストーリーになっている。十二分に見応えのある作品。

 しかし問題なのは音楽。普段ならは、音楽の部分で密度が上がるものであるのにも関わらず、逆に温度が下がる感がある。結局、音楽時代に作曲者自体の個性が入っていないため、聞いていての引っ掛かりがない。つまり、作曲家独自の毒が全くないため、聞き飽きする。それと、一曲目のダンスシーンだけに、ナグマが登場し、色っぽい流し目を見せている。





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