Devar Mugan
| Kamal, Sivaji Ganesan, Nassar, Vadiveru | B.G.Bharathan | Ilaiyaraja |
| Gauthami, Revathy | 1992 |



【ストーリー】
| カマルは、マドラス近くの片田舎の族長であるシヴァージの息子である。カマルは、恋人のゴウタミを家族に紹介するために帰省する。田舎の風習に慣れないゴウタミも、村を散策し、親しみを持ち、シヴァージたちも彼女を温かく迎えるのであった。 シヴァージたちのところでは、彼らと敵対している家があった。ナザール達の家族である。ナザールの家の母親は、両家が仲良くすることを思っていたものの、ナザールは、何かにつけシヴァージとカマルを敵視していた。 カマルとゴウタミは、辺りを散策する中で、ナザール達の所にまで足を伸ばす。そして、カマルは、ゴウタミのために、入ってはいけない寺院の鍵をこじ開け、二人で中に入ってしまう。その事で、村は大騒ぎになる。カマルは、その騒ぎのため、一緒にゴウタミと町に戻る予定であったものの、一人村に残る。激怒したナザール達は、鍵を開けたヴァーディヴェールの片腕を落とし、さらに、嵐の日、増水していた川の堤防を爆破し、カマル達の地域で、多くの死傷者が出る。 それに対し、シヴァージ達は、ナザール達と話し合うものの、決裂する。そして、ナザール達は、カマル達の村との道路を鉄柵で閉鎖し、カマル達の村は困窮するようになる。その騒ぎの中で、シヴァージは、心臓発作で死んでしまう。カマルは、村を守るために、族長の座を引き継ぐことにする。 カマルにとってまず第一の、問題は、閉鎖されている道を明けることであった。そのため、カマルは、鉄柵の張り巡らされている土地の持ち主の娘であるレーヴァティーと結婚することにする。そして、二人の結婚式のときに、カマルはいまだにゴウタミのことを愛していることが発覚する。二人の結婚は、取りやめになりそうになるものの、カマルは、ゴウタミとは別れると言って、二人は結婚することになる。 そのカマルのところに、何も知らないゴウタミが、再び訪れることになる。家に着いたゴウタミは、やがてカマルとレーヴァティーが結婚したことを知って、ショックを受ける。しかし、事の背景を知った彼女は、身を引き逆に、カマルとレーヴァティーが幸せになるように言う。そして、心からあいしあっていたカマルとゴウタミは、別れるのであった。 ゴウタミの言葉もあり、カマルは、レーヴァティーと幸せになるように決める。そして、二人は、やがて心から愛し合うようになる。その中で、村で大きな祭りが行われることとなる。その村の幹事を巡って、カマルとナザールは、争うものの、カマルが幹事を勤めることとなる。 その祭りは、レーヴァティーにとっても初めての族長の妻としての勤めを果たすものであった。そして、その祭りは、大々的に行われる。しかし、その祭りのクライマックスである山車にナザールは、爆薬を仕掛けていた。ナザールの両親は、その息子の暴走を知り、警察に通報しようとする。しかしナザールは、電話線を切って、通報できないようにする。そのため、彼の母親は、急いで祭りの会場に駆けつけ、カマルにそのことを教えようとする。しかし、その爆薬によって、多くの人々が死んでしまう。 激怒した、カマルは、ナザールの家に単身殴りこむ。しかし、ナザールは、逃げた後であった。カマルは、彼の家族に制裁を与えようとするものの、彼らの命乞いと、事実無実であることから、彼らを許し、逆に、自分の家に連れてくる。 そこに、ナザールの手下が、母親にナザールの場所を教え呼び出す。母親は、自首するように彼に頼む。しかし、ナザールは、カマルに通報した母親を足蹴にする。そこに、母親をつけていたカマルが駆けつける。そして、カマルもまた自首を進める。しかし、ナザールは、決闘をけしかける。それに対し、カマルは、決闘を避けようとするものの、彼が母親を殺そうとするのを見て、決闘へと引きずり込まれていくのであった。 |
【コメント】
| 重厚な作品である。全ての場面において、非常に腰の据わった一点から、全くぶれることなく、終局へと収斂してゆく。音楽も、カメラワークも優れているが、何よりも、カマル自身による緻密な脚本は素晴らしい。そして、その緻密な脚本を、処理仕切れた監督も良い。また、族長役のシヴァージの徳のある存在感も光っている。ゴウタミの演技も良く、泥臭い田舎の女性役のレーヴァティーとのコントラストが上手く描かれている。閃きとか、天才的な展開力といった部類のものではないが、二時間半、見事なまでに、練り上げられた作品。全く変化球なし。 |
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