Gopura Vaasalile

Karthik, Janakaraj Priyadarshan Ilaiyaraja
Banupriya 1991

   

   

   


【ストーリー】

 カールティックは、ヴァイオリンの先生である。彼の家には、三人の同居人がいる。

 その同居人は、ある日、美しい女性を見かける。バヌープリヤである。同居人は、裕福な家の生まれに見える彼女と、近づけるように企む。その時、彼らは、社会的地位がありそうで、女たらしの人物を見つける。彼らは、その人物が単なるエロ爺になっているところの写真を撮り、写真を使って彼を強請る。その強請りで狙っていたのは、バヌープリヤとの口添えを願うということであった。そのエロ爺は、渋々承知する。そして、エロ爺は、彼らの言っているバヌープリアを見に行くと、なんと彼女は、彼自身の娘であった。バヌープリアの父親は、もちろん断り、ごねる三人を警察にしょっ引かせるのであった。

 カールティックは、三人の行動に対し怒るものの、事情を聞いて、代わりに自分が出来たら口添えをしてあげることにする。しかし、バヌープリアを見たカールティックは、逆に彼女に一目惚れしてしまうのであった。

 そのカールティックに対し、ムッとした三人は、カールティックに悪戯をすることにする。それは、バヌープリアからのラブレターをでっち上げ、カールティックに渡すというものであった。その結果、カールティックはのぼせてしまって、学校でもいくつか問題を起こしてしまう。

 そんなカールティックを冷やかし半分で見ていた三人であったが、偶然、カールティックの過去を知ってしまう。実はカールティックは、婚約していた女性がいたのであった。しかし、その女性は、交通事故で死んでしまっていたのであった。そこで彼らは、知り合いである、バヌープリヤの事務所で働いているジャナカラージも巻き込んで、カールティックへの手紙を書き続け、彼を励まそうとしたのであった。

 有頂天になってしまっているカールティックは、直接彼女にアタックしようと試み始める。しかし、全て嘘であるため、ジャナカラージと三人組みは、必死にそれを阻止するのであった。

 しかし、偶然が重なって、カールティックは、バヌープリアの前で事件を二度までも解決し、民衆の英雄になってしまう。それを見ていたバヌープリヤは、カールティックのことを好きになってしまい、とうとう、父親が、彼の家に、結婚の申し出を持ってくることになってしまう。

 そこで、今での嘘を重ねていたジャナカラージと三人組は、嘘がばれるのを恐れて、二人の結婚を破談にするように画策する。そして、その計画は、見事に成功する。しかし、その成功話をして騒いでいるのをカールティックは聞いてしまう。ショックを受けたカールティックは、彼らと大喧嘩になるが、逆に家から追い出される。カールティックは、バヌープリヤの家に事情を話しに行くものの、恥をかかされた父親は、相手にしない。そして、その翌日、カールティックの死体が発見される。

 ジャナカラージと三人組は、自分たちが犯人だと疑われるのを恐れて、逃亡することにする。そして、逃亡先に到着し、汽車から降りる。しかし、そこにいたのは、実は死んでいなかった、復讐の鬼となっていたカールティックであった。



【コメント】

 何か色がマラヤーナムっぽいなと思ったら、何のことは無い、監督がマラヤーナム語映画の巨匠、プリヤダルシャン。これには納得。脇を固める役者も、マラヤーナム語映画に出ている人が多く、ロケ地はどうやら、コーチンのよう。

 後半、段々と物語のテンションが上がって行き、期待を持たせたものの、最後の結末がやや、もう一段階のギアチェンジに失敗した感はある。しかし、十二分に楽しめる作品で、中々の出来。音楽も全般的に良く、バヌープリアがカールティックのことを好きになったときの表情など、とても愛くるしい。



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