Guru Sishyan

Rajinikanth, Prabhu, Pandian, Cho, Radharavi, S.P.Muthuraman Ilaiyaraja
Gowthami, Seetha, Padmashri 1988

  

  

  

  


【ストーリー】

 ラジニカーントとプラブゥーは、出所まじかの囚人である。二人は、小さい頃からの似た境遇の中で、仲良くなり、グル(師匠)シシュヤ(弟子)と言い合う仲であった。

 場面は、変わる。仲の良い、兄と妹がいた。彼らが、タクシーに乗ると、タクシーはエンストを起こしてしまう。兄のパンディアンが、車を動かすために、後ろから押す。しかし、そのエンストは、妹のパドマシュリを連れ去るためにわざとしたものであり、パドマシュリは、連れさらわれてしまう。そしてパドマシュリは、運転手のボスのラーダラヴィに暴行を受けて死んでしまう。

 パンディアンは、運転手を見つけ出し、彼を捕まえる。そして、実はワルの一味である警官と一緒に、真犯人のところに行く。しかし、その犯人の父親は、警察署長であった。パンディアンは、その場に居合わせていたお金持ちのチョウと警官のとりなしで、取り敢えず、その家から帰る。仲間である警察署長とチョウは、運転手を殺し、その罪をパンディアンにかぶせ、パンディアンは、刑務所に入れられてしまうのであった。

 彼が、入れられた房には、ラジニとプラブゥーがいた。出所することになっていたラジニとプラブゥーは、彼の話を聞き、敵を取る約束をする。また、出所してからも連絡が取れるように、彼が病院行きになるように、彼の腕を折る。痛い思いをしながらも、彼は、病院に運ばれる。

 ラジニとプラブゥーは、作戦を開始する。まず、パンディヤを逮捕した警官の家を税務官に扮し、急襲する。案の定脱税していた警官の家には、奥さんのマノラマがいた。彼女は、隠し財産を隠し通そうとするが、結局見つかってしまう。そして、取り上げられた財産に対する承認のサインをさせられる。怒った警官は、彼らを捕まえようとするものの、その証文を前にして、泣いて「返してくれぇ」と言うしかなかった。

 そんな時、ラジニが道を歩いていると、因縁をつけてきた女性に、女性警官のゴウタミに突き出され、房に入れられてしまう。しかし、その罪も晴れ、ゴウタミは、ラジニに謝るのであった。そのゴウタミは、警官とマノラマの娘であった。

 ラジニとプラブゥーは、今度は、警察署長の家に取り入ろうとする。そこで、警察署長の娘のシータに近づく事にする。シータの乗った馬を驚かせ、それを助けようとの魂胆であった。しかし、逆に、プラブゥーの馬のほうが驚いてしまい、散々な目にあってしまう。

 ラジニはラジニで、ゴウタミの後を追う。彼女が、悪漢に襲われそうになったとき、彼は、見事な立ち回りを見せ、株を上げる。そんな彼に、ゴウタミは、惹かれてゆく。

 プラブゥーは、シータに猛アタックする。それが実り、彼女から愛を告白される。しかしそれは、彼女の罠であり、手下に彼を始末させるためであった。しかし、プラブゥーは、難なくその場を逃れる。そこで、警察署長の家族は、用心棒を雇うことにする。その用心棒は、ラジニである。

 用心棒ラジニらは、打ち合わせどおり、難なくプラブゥーを捕まえる。しかし、プラブゥーは、シータを人質に取る。そして、プラブゥーは、シータに自らを撃つなら撃てと拳銃を渡す。それでも、君のことが好きだ、と。その言葉に、シータも折れて、彼を愛するようになるのであった。

 一方、ゴウタミもまた、ラジニを愛するようになる。そして、ラジニもプラブゥーも、作戦とは言うものの、彼女らを愛するようになって行く。

 各家族の中に入り込んだ二人は、詳しい話を彼らから聞きだし、真犯人を絞り込む。

 やがて、プラプゥーは、シータと結婚式を挙げる。しかし土壇場で、プラブゥーは、警察署長である彼女の父親の悪事を追及し、そのことで、結婚は流れてしまう。

 そんなプラブゥーを許せない警察署長は、ラジニを使って、プラブゥーを殺すことにする。そして、ラジニは、死んだ振りのプラブゥーを、彼の屋敷に持ってくる。悪党たちは、ラジニ達にその遺骸を、闇の倉庫に持っていかせる。するとそこには、他に囚われの人がいた。ラジニとプラブゥーは、彼らも助け、屋敷から逃げて行く。

 その助けた夫婦は、冤罪のパンディアンの両親であることが判る。そしてそれだけでなく、小さい頃に生き別れた、ラジニの両親であることも判る。喜んだ、ラジニは、プラブゥーにそれを伝える。プラブゥーも、喜び挨拶をしようとするが、なんとその父親は、彼が、長年うなされ、復讐を誓っていた、彼の両親を殺した警官であった。

 プラブゥーは、彼を殺そうとし、ラジニと大喧嘩になる。しかし、彼から、事の真実を聞かされ、本当の悪人が、一味になっている警察署長・お金持ち・警官の三人であることを知る。彼らは、埋蔵金を探し出すために、それらの罪を重ねていたのであった。そこで、ラジニとプラブゥーは、悪党に鉄槌を加えることにする。そして、ゴウタミとシータも、その真実を知り、父親に愛想を尽かし、彼らに協力する。

 ラジニとプラブゥーは、彼らに埋蔵金の場所を教え、取引しようと誘い出す。彼らは、埋蔵金を手にし、ラジニとプラブゥーを消そうとする。しかし、警察署長とお金持ちは、洞窟で生き埋めになり死んでしまう。そして、ラジニの妹を殺した警察署長の息子も、一味であった警官も、愛想をつかしたゴウタミによって逮捕されてしまうのであった。



【コメント】

 1980年代後半のラジニ映画の中でも、代表作のひとつ。事実、脚本・演出・音楽、どれも一級の出来。アクション・シーンのあまりもの不真面目さは、実に素晴らしい。ラジニもプラブゥーも、実に持ち味を生かした演技をしている。やや天然の入ったゴウタミの警官姿も良い。



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