House Full

Parthiban, Vadiveru, Vikram Parthiban Ilaiyaraja
Suvalakshmi, Roja 1999.1

  
 


【ストーリー】

インド映画でよく見られるテロを題材にした映画である。

 ストーリーは、いたって単純である。パールティバンは、映画館の経営をしつつ、慈善事業も積極的に行うドモリの人物である。警察に、そんな彼の映画館に、爆弾が仕掛けられたとの知らせ届く。しかしその知らせが届いたときには、既に観客は館内に入っており、「Housefull(満席)」となっていた。

 警察は、この状態で観客を退去させると、パニックになることを恐れ、観客には何も知らせずに、爆弾を探す。その爆弾を探すサスペンスの映画である。

 それと同時に、この本筋と並行して、映画館の入り口で花を売っているスブラクシュミと、館内に入ってしまっている恋人とのヴィクラムとの関係も描かれる。ヴァーディヴェールは、映画館の中でこそ泥を働く役で、最初から最後までいい仕事をしている!ロージャは、ちょっとだけジャーナリスト役で出演。しかし、その中で、長台詞を完璧に決めている。



【コメント】

 「たまんねぇ」映画である。正直言って、この映画を実際の劇場で見た人たちの気持ちは、どうであったのであろうか。実に、このサスペンスは「たまんねぇ」ものである。ダンスもアクションシーンもまったく無し。しかしこの映画で、パールティバンは、1999年《Tamil Nadu State Award》の監督賞を受賞。全篇たるみの全くない、手腕は素晴らしい。

 それにしても、こんなに映画館に足を運ぶことをためらわせるような映画をよくもまぁ作ったな、というのが正直な感想。しかし、完成度は非常に高い。



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