Kai Kodutha Deivan

Sivaji Ganesan, S.S.Rajendran, M.R.Radha K.S.Gopalakrishnan M.S.Viswanathan
Savitri, K.R.Vijaya 1964

   

   

   


【ストーリー】

 放浪していたS.S.ラジェンドランは、倒れたところを通りかかったシヴァージ・ガネーサンによって助けられる。シヴァージは、彼がどこにも行き場がないことを知り、親切にも一緒に生活するように勧め、シヴァージの会社に仕事も紹介する。やがて、ラジェンドランは、その優秀さから、あっという間に出世するものの、シヴァージと共に生活し続け、シヴァージを兄として慕うのであった。

 所は変わって、サーヴィトリの父親は、彼女が結婚できないことを悩みにしていた。その理由は、サーヴィトリの素行の悪さにあった。サーヴィトリは、人間的には、非常に溌剌として素直であるものの、その度が過ぎ、どのような人にもそのまま開けっぴろげに対してしまう。その結果、お見合いは、ことごとく破談になっていたのであった。

 場所は戻って、シヴァージは、いつも美味しい家庭的なサンバルが食べたいといつも嘆いていた。その頃同時に、ラジェンドランは、秘書のK.R.ヴィジャヤと仲良くなっていた。ラジェンドランは、シヴァージのことも思いながら、彼女と結婚することにする。ラジェンドランとK.R.ヴィジャヤは、無事に結婚し、シヴァージと合わせて三人で暮らすようになる。しかし、K.R.ヴィジャヤは、ファッションセンスも、料理も全く駄目な女性であった。それでも、シヴァージ達は、彼女を温かく迎え、彼女も、様々な形で成長してゆく。

 ある日シヴァージは、K.R.ヴィジャヤと連れ立って映画を見に行く。しかし、彼は、同僚が自分達の陰口を言っているのにいたたまれずに途中で帰る。そして、仕事場で、同僚がなおも彼らの陰口をしているのを聞き、大喧嘩になってしまう。そのことで、シヴァージとラジェンドランは、絶交になりそうになるものの、誤解を解き、逆に三人の絆は深まる。それと同時に、シヴァージは、自分もまた結婚することを切望するのであった。

 サーヴィトリのほうは、相変わらず、結婚話が進んでいなかった。そんな彼女に言い寄ってくるのは、ろくでもないスリ師のボスであるM.R.ラーダぐらいだった。「あーっ、私男運がないの!ヤダヤダ!」と言うものの、元気一杯であった。しかし、彼女の父親が、病気で倒れてしまい、是非にも結婚の話をまとめなければならない状況へとなっていった。そこで彼女の父親は、知り合いに良い人がいないかと相談する。

 その知り合いが、相手として持ちかけてきたのは、シヴァージであった。シヴァージの下には、親から手紙が届き、お見合いの話に胸膨らませる。ラジェンドラン達も、大喜びし、シヴァージは、田舎に戻る。

 その途中でシヴァージは、車が故障してしまい、通りがかった別のタクシーに相乗りさせてもらう。そのタクシーには、サーヴィトリが乗っていた。二人は、相手がお見合いの相手であると全く知らない。途中で、車がパンクして修理を待っている間に、サーヴィトリは、身の上話をシヴァージに話す。その開けっぴろげな姿に、シヴァージは好感を持つのであった。

 そして、お見合いの席で二人は、再び再会する。サーヴィトリは、大喜びし、いつにも増して、開けっぴろげに話をする。彼女の父親は、また破談かと頭を抱えるものの、シヴァージは、彼女と結婚することにするのであった。

 シヴァージは、そのことを弟分の、ラジェンドランに手紙を送る。ラジェンドランは、シヴァージが結婚の話がまとまったことを大喜びする。しかし、手紙に同封されていたサーヴィトリの写真を見て愕然とする。サーヴィトリは、ラジェンドランが以前交際していた女性の姉であった。ラジェンドランは、その彼女との結婚が出来なかったために、放浪し、シヴァージの下に流れ着いていたのであった。

 ラジェンドランは、そのことをシヴァージに手紙を書いて送る。手紙を読んだシヴァージは、愕然とする。そしてシヴァージは、その手紙を持って、サーヴィトリの妹を訪ねる。妹は、ラジェンドランが、今結婚をしていることなどを知り、ショックを受ける。そして、妹は、ラジェンドランに手紙を送る。

 これからどうしようか、途方に暮れながらシヴァージは、ラジェンドラン達と住む家に戻る。ラジェンドランがいない丁度その時、サーヴィトリの妹からの手紙が届き、中身を読んでしまう。シヴァージは、ラジェンドランが彼女とどのような約束をしていたか、そして妹の姉を思う気持ちなどの詳しい事情を知る。シヴァージは、ラジェンドランを責めるものの、二人の間の複雑な事情を知り、ラジェンドランの立場も理解する。そして、シヴァージは、問題を解決するために、再び、田舎に戻る。

 サーヴィトリの家では、妹が複雑な気持ちでいたものの、サーヴィトリは結婚式の準備にはしゃぎまくっていた。そんな時、サーヴィトリの父親は、妹にシヴァージから渡されていたラジェンドランからの手紙を読んでしまう。手紙を読んだ、父親は激怒し、結婚の話をなかったことにする。それを聞いたサーヴィトリは、泣いて抗議する。そこに、全ての事情を知ったシヴァージがやってくるのであった。

 

【コメント】

 最後の場面の展開の仕方には、唐突で消化不足の感が残る。しかしそれまでは、非常に様々な要素が程好い絡まりを見せ、秀でている。特にサーヴィトリは、最高!サーヴィトリの、爆発ネエちゃんぶりは、一見の価値あり。そのマシンガン・トークは、凄まじいの一言。



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