Kappalotya Thamizhan

Sivaji, S.V.Subbaiah, Gemini, T.K.Shanmughan B.R.Panthulu G.Ramanathan
Savitri, Rukmini 1961

   

   

   


【ストーリー】

 チダンバラン(シヴァージ・ガネーサン)は、愛国心に燃える実業家であった。彼は、イギリスの統治に対し、同志と、独立の運動を始める。その同志は、スブラマニア・シヴァ(T.K.シャンムーガン)や、詩人であり音楽家であったバーラティ(S.V.スッバイアー)であった。

 チダンバランは、スブラマニア・シヴァとともに、イギリスの独占状態にあった、船舶輸送に一石を投じるために、会社を興す。会社は、多くの人々から迎えられ、順調であった。しかし、それに対し旧来のイギリス系の会社から妬まれるようになる。

 ヴァンチナータン(ジェミニ・ガネーサン)も、チダンバランの下で、独立運動を積極的に進めていた。その彼の家に、親戚のカンナンマー(サーヴィトリ)が、手伝いとして働くことになる。カンナンマーは、ヴァンチナータンのことを好きになる。そんなある日、ヴァンチナータンは、偶然チダンバランを妬んだ会社が、船に爆弾を仕掛け爆破しようと企んでいることを知る。ヴァンチナータンは、危機一髪で会社の船を守ることに成功したものの、自分は、大怪我を負ってしまう。

 怪我が回復したヴァンチナータンは、逆に今度は相手の船に爆弾を仕掛けようとする。そのことを知ったカンナンマーは、彼を引き止めるものの、それを振り切ってヴァンチナータンは出て行く。しかし、相手と衝突しそうになったそのとき、ヴァンチナータンの代わりに、カンナンマーが飛び出ていったことで、ヴァンチナータンは無事であった。そのことをきっかけにして、二人は、結婚するのであった。

 チダンバランとスブラマニア・シヴァの活動に対し、イギリスは、神経を尖らせていた。そこで、イギリスは、ジワジワと彼らに圧力をかけ、とうとう逮捕してしまう。そして、強引な裁判を進め、彼らを刑務所送りにする。しかし、それに起こった民衆の怒りは凄まじく、大々的な暴動が発生する。

 そのドサクサの中で、イギリス軍は、無差別の発砲をする。その発砲によって、ヴァンチナータンの母親は、命を落としてしまう。そしてヴァンチナータンもまた、暴動を先導したとの疑いから、警察に追われる身となり、カンナンマーと別れ、地下活動を進めることとなる。

 刑務所に入れられたチダンバランとスブラマニア・シヴァンの扱いは酷いものであった。以前は、裕福な暮らしをしていたチダンバランにとって、その日々は過酷なものであった。彼は、体を壊し、弱気になったりもしていた。しかしそのとき、地下活動を行うようになったヴァンチナータンの仲間達は、チダンバランたちを刑務所送りにした総領事を駅で射殺する。チダンバランは、そのことを手紙で知るのであった。

 やがて、チダンバランは、釈放される。しかし、彼の体は以前のように元気ではなく、一線で活躍することはできなくなっていた。そして、彼のいないうちに、会社は全てイギリスに没収されていた。彼は、失意に落ち込むものの、何人もの仲間と出会う中で気力を取り戻してゆく。その中には、ヴァンチナータンと、その子供を産んだカンナンマーとの劇的な再会などもあった。

 チダンバランは、今までの人生を書き残すことで、次の世代に独立の夢を託す決心をする。その自伝を書き進めてゆく中で、同志であった、バーラティが死んだことも知る。その悲しみに沈みつつも、彼は書き進める。しかしその不で半ばで、彼もまた、妻に抱かれながら息を引き取るのであった。


【コメント】

 19世紀から20世紀前期に独立運動の志士として活躍した実業家のチダンバランの一生を描いた作品。タミルの人達にとって、自分自身のアイデンティティーとしての重要な作品と言える。そのため、独立の喜びの息吹が残っていた当時、熱狂的に迎えられた。しかし逆にその分を、差し引いて見なければならない面があるとは言える。しかしながら、映画作成における出演者をはじめとする関係者の熱い思いが、根底に流れているのが伝わってくる。シヴァージの演技も特に素晴らしく、政治的題材を扱った彼の作品の中でも代表的なもの。



V.O.Chidambaram Pillai.




Home Top Shop


※ 当サイトは、左フレームでページの分類をしております。『ロボット検索』等から直接こちらのページにいらっしゃった方は、《 Home 》クリックして頂ければ、新規にフレーム付きのトップ・ページが開きます。《 Top 》をクリックしても、フレーム付きのページは開きませんのでご注意ください。