Mannan
| Rajinikanth, Koundamani, Visu, Prabhu | P.Vasu | Ilaiyaraja |
| Vijayashanthi, Kushboo, Manorama | 1991 |



【ストーリー】
ヴィジャヤシャンティは、大工場の女社長である。彼女は、やり手ではあるものの、かなり傲慢な性格である。その彼女の秘書として、クシュブーは働いている。 ヴィジャヤシャンティは、飛行場へ仕事のお客を迎えに行く。その時、彼女は、ラジニカーントとぶつかってしまう。彼女は、彼に抗議するものの、ラジニは、軽く受け流すのであった。 ラジニは、家で待つ母親の下に急いで帰る。しかし、母親は、半身不随になっていた。ラジニは、それにショックを受けるものの、母親に献身的な介護をするのであった。 ヴィジャヤシャンティのところには、結婚話が持ち込まれる。その相手は、多分に政略的なものであった。ヴィジャヤシャンティは、その話をけんもほろろに断る。それに対し、恥をかかされた相手たちは、ヴィジャヤシャンティの父親のヴィスを襲う。しかし、偶然通りかかったラジニによって、ヴィスは助けられる。ヴィスは、お礼を誇示するラジニに、自分の会社で働かないと持ちかけるのであった。 承知したラジニは、会社を訪れ、社長室へと入る。しかし、そこにいたのは、ヴィジャヤシャンティであった。以前会ったときの事を根に持っている彼女に、ラジニは色々と嫌味を言われるものの、翌日再び出直してくる。その時、バス停で一緒になったラジニとクシュブーは、仲良くなるのであった。そして、ラジニは、会社の工場に配属となる。 ある日、工場で事故が発生する。ラジニは、緊急事態に、近くにあった車で、けが人を病院へと運ぶ。そのおかげで、けが人は、大事には至らなかった。しかし、その車は、ヴィジャヤシャンティの車であった。一行員ごときに自分の車を使われたヴィジャヤシャンティは、激怒する。そればかりでなく、ラジニが戻ってきて車を見ると、けが人の血で後部席は、血だらけになってしまっていた。そこで、こんな車は使い物にならないとばかりに、ヴィジャヤシャンティは、車にガソリンをかけ、火をつけるのであった。 ラジニとクシュブーは、より親密になっていた。クシュブーは、近くに来たからとラジニの家を訪問する。クシュブーは、そこで、母親に献身的に尽くすラジニの姿を見て、心から愛するようになったのであった。 そんな傲慢なヴィジャヤシャンティに対し、工員の不満は募っていった。それを利用し、以前ヴィジャヤシャンティに結婚話を持ちかけて、恥をかかされた一味と結託している、ヴィジャヤシャンティの部下が、彼女を追い落とすために、労使交渉のための組合を作らせる。やがて、その組合の会長にラジニが選ばれる。 ヴィジャヤシャンティは、それに怒る。そして、彼女は、工場を視察しているときに、事故に巻き込まれそうになる。ラジニは、それを助けるものの、彼女に逆に、殴られる。それに対し、ラジニもまた、社長室にまで出向いて、彼女を殴りかえすのであった。 侮辱されたヴィジャヤシャンティは、ラジニに復讐することにする。そこで、彼女は、ラジニと偽装結婚をし、彼を囚われの身としようと考えたのであった。彼女は、ヴィスに、ラジニと結婚すると言う。そして、ヴィスが、ラジニの家を訪問する。 ヴィスが、訪問したとき、そこには、ラジニの母親とクシュブーの親子がいた。実は、クシュブーもまた、婚約を申し込みに来ていたのであった。クシュブーは、ヴィスが、ラジニと娘との婚約のもう込みにきたことを知る。しかし、ラジニの幸せを願うクシュブーは、潔く身を引くのであった。ラジニは、断るものの、結局、ヴィジャヤシャンティの自殺未遂騒動などもあり、仕方なく、ヴィジャヤシャンティとの結婚を受けることにしたのであった。 ヴィジャヤシャンティとラジニは、結婚したものの、ラジニは、ヴィジャヤシャンティの企んだ偽装結婚であったことを知る。ヴィジャヤシャンティは、裕福な暮らしをすることで、ラジニは、会社・組合をてっきりやめるだろうと考えていた。しかしその問題は、公私混同しなければすむものであった。ラジニは、自分のプライドと組合員の期待に答えるため、再び一工員として職場に戻り、家でも、工員の一般的な服装で過ごすのであった。 結婚後、ラジニは病気の母親と別々に暮らすこととなっていた。ラジニは心配して母親の家に帰る。そしてラジニの慣れない生活を心配する母親に、ラジニは、幸せにしていると嘘をつく。そこには、ラジニは、母親を一人にしていたと思っていたものの、実はクシュブーが、母親の身の回りの世話をしてくれていたのであった。 ラジニは、組合ばかりでなく、ヴィジャヤシャンティの知らないところで行われている悪事も暴きだす。その家庭で、彼女が襲われそうになったときも、ラジニは見事に彼女を助ける。そして、会社の業界関係者のパーティーが開かれた時も、ラジニを恥かしくて人前に出せないヴィジャシャンティを嘲笑する出席者の前に、洗練された身のこなしで颯爽と現れ、喝采を浴びるのであった。そうして、ヴィジャヤシャンティの心の中にも、少しずつ変化の兆しが見え始めるのであった。 そんなある日、ヴィジャヤシャンティは、嘔吐してしまう。それは、単なる嘔吐であったものの、ラジニは、それを見てつわりだと言いふらす。皆は、それに大喜びする。ヴィジャヤシャンティは、ラジニの攻勢の前に引くに引けなくなって行く。 組合長としてのラジニは、とうとうヴィジャヤシャンティと激突する。そして、組合は、ハンガー・ストライキを決行する。夫婦間で、組合と社長とで戦う前代未聞の事態に、マスコミは、大々的に取り上げる。結局、そのストライキは、ラジニたちの全面的な勝利となって決着する。 敗北に自暴自棄になったヴィジャヤシャンティは、家中のものを叩き壊し、ラジニと両親の前で、全てを白状する。しかしそこには、たまたまクシュブーに連れられてきたラジニの母親もいた。その皆の前で、ラジニは、母親のためにも、そして事実ヴィジャヤシャンティと仲良くするためにもやってきていたことだと言うのであった。その母親を思うラジニの言葉に、ラジニの母親のみに奇跡が起こった……。 |
【コメント】
| 数あるラジニ映画の中でも傑作のひとつ。見事なまでの完成度を持ったエンターテイメント作品。ストーリー展開には、全く隙が無いし、イライヤラージャの音楽も良い。コメディも、涙も素晴らしい出来で、十分な満腹感を味わえる。特に、ラジニと、母親の話は、実に良い。 途中で、≪Guru Sishyan≫をもじってプラブゥーが出てくるが、彼はこの作品の、プロデューサーを務めている。 |
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