Maya Bazaar

N.T.R, S.V.Ranga Rao, Gemini Ganesan, Thangaveru, M.N.Nambiar K.V.Reddy Ghantasala Venkateshwara Rao
Savithri 1957

   

   

   


【ストーリー】

 マツヤ国の王女、ヴァタサヤ(サーヴィトリ)は、クリシュナ(NTR)のスバドラーの息子、アビマニユ(ジェミニ・ガネーサン)と、幼なじみで、互いに好意を持ち合っていた。やがて、二人は、成人し、クリシュナとアビマニユたちがマツヤ国を再び訪れる。丁度その時、マツヤ国では、ヴァタサヤの結婚相手を探し始めていた。もちろん、ヴァタサヤの意中の人は、アビマニユである。

 その頃権勢を誇っていた、カウラヴァの人々は、マツヤ国を手に入れるために、一族の中から、(タンガヴェール)とヴァタサヤと結婚させようとする。そして、金銀財宝をマツヤ国へと送り、マツヤ国の王妃は、サーヴィトリの心を無視して、縁組を勧めるのであった。しかしそれでも、ジェミニとサーヴィトリは、密会を続けていたのであった。

 その微妙な関係は、長くは続かない。マツヤ国の王妃は、NTR(クリシュナ)に抗議する。そのことで、NTRは、ジェミニと彼の妹をアシュラムへと場所を移させる。しかし、それもこれも神であるNTR(クリシュナ)は、全てを見通しての作戦であった。

 ジェミニら一行は、旅を続ける間に、魔法を駆使する盗賊たちに襲われる。それに対し、ジェミニは勇敢に立ち向かうものの、最後は負けてしまう。しかし、その盗賊たちは、実は、叔父(ビーマ)の息子であるランガ・ラオ(ガートカッチャ)達であった。ランガ・ラオは、彼らに詫び、温かく、彼らを迎えるのであった。そして、そこで、ランガ・ラオは、ジェミニとサーヴィトリとの関係と、カウラヴァ達の企みを知って、彼ら二人を取り持つことにする。

 ランガ・ラオは、その魔法の力を駆使して、マツヤ国の王宮に侵入する。しかし、その魔法が全く聞かない相手がいた。それは、聖者に扮していたNTR(クリシュナ)であった。NTR(クリシュナ)は、そこで、ランガ・ラオに策を授ける。それは、サーヴィトリを、ランガ・ラオの所に誘拐し、王宮では、ランガ・ラオが、サーヴィトリに扮して、カウラヴァとの縁組を勧めるというものであった。そして、結婚式のときに、カウラヴァの企みを明らかにするというものであった。

 ランガ・ラオは、首尾よく、サーヴィトリを誘拐する。そして、子分たちに、結婚式をあげるための幻想(マーヤ)の大宮殿を作らせ、自らは、マツヤ国の王宮で、偽者サーヴィトリとして、作戦を進めることとなる。

 実は、ランガ・ラオである王宮の偽者サーヴィトリは、一転して、親の言いつけを素直に聞き入れるようになる。しかし、元々が男であるため、奇行は目立つようにはなるが……。

 そして、結婚式当日となる。マツヤ国では、幻想の大宮殿で、偽者サーヴィトリとタンガヴェールとの結婚を大々的に始めていた。同時に、本物のサーヴィトリもジェミニとの結婚式を始めていた。もちろん、本物の方の結婚式は、つつがなく進む。しかし、偽者サーヴィトリは、儀式上大事なポイントごとにタンガヴェールに変化の姿を見せつける。そのことで、ナンビアーは、結局卒倒してしまう。そして、偽者サーヴィトリ、「これほどまでに侮辱を受けたら、結婚なんかできない!」と言って、騒然となる。マツヤ国の人々も、カウラヴァの人たちを怪しみ、本心が判る台に彼らを立たせ、彼らの悪巧みが発覚する。カウラヴァの人たちは、居直って戦おうとするものの、最後はほうほうの体で逃げ出し、終いには、絨毯にグルグル巻きにされて、追い返されてしまった。

 そうして、ジェミニとサーヴィトリは、親からも祝福を受けて結婚することになったのであった。


【コメント】

 ≪マハーバーラタ≫を題材にしているだけあって、敵・見方がどのような関係であるのかが、非常に解り辛いのは確か。その点、≪マハーバーラタ≫についてのある程度の前知識は、必須。

 この映画の見所はたくさんあるものの、特に、偽者サーヴィトリが出てきてからは、抱腹絶倒の連続。サーヴィトリの将に、男勝りの演技が光る。当時としては、進んだ特殊効果をふんだんに使っているが、その技術をろくでもないことに使うのは、今も昔も相変わらず。




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