Meera

V.Nagiah Ellis R.Duncan S.V.Venkataraman
M.S.Subbulakshmi 1945

   

   


【ストーリー】

 ミーラは、非常に信心深い少女であった。ある時、僧が、吉兆の印があったとして、ミーラたちを訪れ、クリシュナの像を奉納する。そのクリシュナにミーラは、毎日のように、歌を捧げ、大人へと育っていった。

 やがて成長したミーラは、王のもとに嫁ぐこととなる。宮廷の中に入ってからも、彼女の信仰心は、止むことなく、その彼女の心の美しさから、王もまた、その意を汲んで、寺院を建立する。そして、中睦まじく暮らしていった。

 しかし、彼女のクリシュナへの度を過ぎた信仰心は、王妃としての公務をないがしろにするほどまでになって行く。ミーラを愛している王もまた、家臣の讒言などによって、さすがに業を煮やし、彼女を毒殺しようとする。しかし、ミーラは、クリシュナのご加護によって、命を保つ。王は、家臣に対しての手前、結局、ミーラを追放する。

 ミーラは、各地を放浪する。しかし、その放浪の中で、クリシュナを讃える歌を歌い続け、やがて彼女に着いて行く人々は増え始める。その中で、最初に、ミーラへクリシュナの像を届けた僧もまた、彼女と一緒になって、旅を続ける。

 その旅の最後に、ミーラは、クリシュナを祭る聖地の寺院を参詣する。その一方で、王の領地では、ミーラを要望する民衆の圧力が強くなっていた。もともと、ミーラを愛している王は、彼女を呼び戻そうとする。しかし、その王が、彼女の元に辿り着くのは、遅すぎた。ミーラは、今、クリシュナの元へと旅立ったところであった。


【コメント】

 カルナーティック音楽の女性歌手としてあまりにも名高い、M.S.Subblakshmiの主演する映画。古典的名作として非常に名の知られた映画である。題名にもなっている《ミーラ》は、バジャンの曲を多く残した作曲家として有名な聖者。一般的には、薦めにくい作品だとは言えるが、ディープにはまっている人や、バクティ信仰などに興味のある人達には、非常に参考になる作品。ちなみに、子供の頃のミーラ役は、M.S.Subblakshmiの実の娘さん。



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