Mugavari
| Ajith Kumar, Raghuvaran, Manivannan, Vivek K.Vishwanath, Jaiganesh | Durai | Deva |
| Jothika, Sithara | 2000 |




【ストーリー】
| アジットは、映画の音楽監督を目指す若者である。彼は、父親のK.ヴィシュワナートと、ラグヴァランとシッタラの兄夫婦、二人の妹の六人で暮らしてた。彼ら家族は、音楽家を目指すアジットを心から応援していた。彼ら家族は、新しい家に引っ越してくる。その家でも家族は、アジットが今度こそ夢を叶えてくれるのだと皆が励ますのであった。 アジットは、映画のプロデューサーの所へ売り込みに行く。そこで、今度は、チャンスが得られそうになる。そして、映画監督の下に再度、自分の音楽を聞いてもらうため行くことになる。しかし、約束の日にちに訪問したものの、そこに監督はいなかった。逆にアジットは、そこに居候しているしている連中に酒を買いに行かされる。しかしその酒を買って帰る時、偶然駅で親切をしてもらっていたジョーティカと出会う。ジョーティカは、アジットのその姿を見て怒るものの、監督のところの真面目な使用人がたまたま通りかかり、彼の無実を晴らし、再度のアポイントを約束する。 ジョーティカは、あるメロディを何度も耳にしていた。それは全てアジットが口ずさんでいたものであった。それを彼女は、アジットだと知らずに耳にしていたのであった。ある雨の日、ジョーティカは、雨宿りのため、レコードショップに入る。そのレコードショップは、アジットを応援しているマニヴァンナンの店であった。ジョーティカは、そこで再び同じ曲が流れているのを聞き、驚いてその曲について尋ねる。そしてそこで初めて、その曲をアジットが作曲していたのを知り、二人は、友人となり、やがて愛し合うようになって行く。 ある日ジョーティカは、古本屋で一冊の本を見つける。その本は、作詞家のヴァイラムットゥがプロデューサーにプレゼントした本であった。彼女はその本をプロデューサーに持っていく。プロデューサーは、その返礼としてアジットの音楽を効いて欲しいとの願いを聞くのであった。 そうしてアジットには最大のチャンスが訪れた。しかしプロデューサーと会うまで待っている間にアジットは、プライドの高いプレイバックシンガーに、ちょっとしたアドバイスを贈る。そのことでプレイバックシンガーは怒って帰ってしまう。最大のチャンスを逸したアジットは、そこで嘆きの歌を歌う。するとその歌に人々は感激し、プロデューサーはアジットを採用することにする。 苦節八年。アジットにやっと転機が訪れ、彼の曲がレコーディングされることとなる。アジットの家族も心から大喜びし、声援を送っていたマニヴァンナンたちも大喜びする。そしてレコーディングが行われ、順調にレコーディングは進んでいた。とりわけ喜んでいた兄のラグヴァランも、会社を休んで、弟の晴れ舞台を見に行こうとしていた。しかし、プロデューサーが事故に会い、そのレコーディングは中止になってしまう。そのことを知ったラグヴァランは、家に戻り家族にアジットを責めないように言うのであった。 アジットは落ち込むものの、やがて再び気持ちを持ち直す。ある日、シッタラ方の結婚式が行われる。ジョーティカは、その花嫁と知り合いであった。そこで、ジョーティカは、アジットの曲を口ずさむ。それをラグヴァラン達は聞いて、驚きジョーティカに話し掛ける。ラグヴァラン達が誰なのかを知らないジョーティカは、彼らにアジットがどれだけ素晴らしい音楽家であるかを話す。そこに、アジットが訪れ、一同和やかの気持ちになるのであった。 やがて、アジットは、劇の音楽を付ける仕事を引き受ける。その仕事でアジットは大成功を収める。そしてそれをきっかけにしてアジットは、夢を果たすことが出来るように感じ始める。ジョーティカも、そのアジットの支えになるのであった。 しかし、突然ジョーティカの家に結婚の話が持ち上がる。裕福な家の御曹司が、空港でジョーティカの妹を見て一目惚れしていたのであった。縁談はあっという間に進む。しかし、ジョーティカの父親のジャイガネーシュは、姉が行きそびれることの世間体を気にかけていた。ジャイガネーシュが、相手方にそのことを話すと、相手方は、ジョーティカの縁談も世話するという。そこで、縁談についてジョーティカに相談する。 ジョーティカは、アジットと結婚するつもりでいた。しかし、未だ何も実績を持っていないアジットと裕福な家との結婚では、そのことを素直に言い出すことは出来なかった。しかしジョーティカは、そのことをジャイガネーシュに話す。ジャイガネーシュは、ジョーティカの幸せを一番に思っていた。そのため、アジットを呼び三人で相談する。そして、いくつかアジットに対しての助力を使用とする。しかしアジットは、このまま夢を追い続ける決心をする。そして、ジョーティカとアジットは別れることになる。ジョーティカは、アジットに、成功するように伝え、ひとりのファンとして応援し続けるというのであった。 そうしてアジットは、再び夢を追い続けることにする。しかし、そこに一本の電話がアジットのもとにかかってくるのであった。 |
【コメント】
| インド音楽の《Raga》の概念は、ひとつの音の終わりは次の音の始まりであるというものである。そのことが、何か見ている上での鍵になってくる作品。夢を追い続けるアジットを支える人々の、暖かい思いやりに感じ入るところは非常に多く、ラグヴァランの演技は秀逸。そして、思慮深く含蓄ある言葉を語るK.ヴィシュワナートは、彼の映画そのものといった感もある。音楽も、アジットの口ずさむテーマなど実に良い。そして、「行くぞ!行くぞ!」と見せながら、結局ダンスシーンを40分も引っ張っている結果、十分なタメが効いている。 それと、ヴァイラムットゥの本を貰ったプロデューサーの名前は、≪R.K.Raman≫だが、これは≪A.R.Rehman≫をもじっているのかも。 |
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