Nattamai

Saratkumar, Vijayakumar, Ponambalam, Koundamani, Senthil K.S.Ravikumar Sirpy
Meena, Kushboo, Manorama, Rani, Sanghavi 1995

   

   

   


【ストーリー】

 サラットクマール(兄)は、村長として、村人から多大な尊敬を受けていた。彼は、三人兄弟の長男で、家には妻のクシュブーと次男のサラットクマール(弟)らと暮らしていた。そして、その家の中では、彼が最も権威を持っていた。

 村には、サラットクマール(兄)に反発している人物がいた。ポナンバラムである。彼は、妻のマノラマと娘二人と共に村外れに住んでおり、サラットクマール兄弟に何かと楯突いていた。そして、彼らは村の人々からも、煙たがられていた。そして、家の中でも、マノラマや娘達に暴力を振るっていたのであった。

 サラットクマール(弟)の下に、お見合い話が上がる。相手は、ミーナーである。ミーナーは、大富豪の家のお嬢様として育ち、大学まで出ていた。お見合い話は、直ぐに進み、二人は結婚する。そして、二人は、兄達と共に同じ家に住む。

 そのころ、村に教師として、ラーニが赴任してくる。彼女は、サラットクマール(弟)に一目惚れしてしまう。そして、彼が結婚しているのを知りつつも、執拗にアタックをするのであった。

 甘やかされて育ってきていたミーナーは、家長のサラットクマール(兄)の言いなりになっている夫や、家のしきたりに対して、反発する。その事で、とうとう、家を出て行くと言い出すまでになる。しかし、ミーナーは、自分の父親自体も、サラットクマール(兄)の前では、かしこまっている様子を見て、自分の非を悟り、家風に馴染むことにする。

 ミーナーも、家に馴染もうとし、サラットクマールの家の人々が全員、幸せに暮らし始めた矢先に事件が起こる。執拗にサラットクマール(弟)にアタックし続けていたラーニが、死んでしまい、その罪が、サラットクマール(弟)に被せられてしまう。その事で、サラットクマール(弟)とミーナーは、村外れに追い出されることになってしまう。

 これと似たことが、サラットクマールの父のヴィジャヤクマールが存命の時にあった。それは、ヴィジャヤクマールの妹のマノラマ、彼女の婿であるポナンバラムが、レイプ事件の犯人となり、彼らは、村外れへと追放されていたのであった。そのことから、ポナンバラムは、サラットクマール一家に対して、恨みを持っていたのであった。そして、実は、その恨みを晴らすために、ラーニを殺し、その罪をサラットクマール(弟)に被せていたのであった。

 一方、サラットクマール兄弟の三男は、そのポナンバラムの娘のサンガヴィと愛し合うようになっていた。そのことを知った、ポナンバラムは、サラットクマール(兄)の下に抗議に行く。その場で、今までの因縁から困惑するものの、最後には二人の意思を尊重し、ポナンバランを追い返す。その事で、再び、ポナンバランは、復讐の炎を燃やす。

 復讐の念に燃えるポナンバランは、村での格闘大会に乱入し、娘を奪ったサラットクマール兄弟の三男を殴り倒す。そればかりでなく、遠くで観戦していた臨月のミーナーを足蹴にする。その事で、ミーナーは、母子共に危険な状況になる。それを見かねた、サラットクマール(兄)は、ポナンバラムと戦うことにする。そして、そこにポナンバラムの企みをマノラマから聞かされたサラットクマール(弟)も駆けつけようとするのであった。

 

【コメント】

 サラットクマールの代表作のひとつ。テルグ語でも、ヒンディー語でもリメイクされ大ヒットとなった。バトル・シーンの見応えなど充分で、サラットクマールの剛健な雰囲気が良く生きている。音楽は、それなりに楽しめる。

 しかし、ヒットしたその映画の【厚み】があることは確かであるものの、個人的には、役者のキャラクターを抜きにしてみると、やや弾け方が足りない。カメラワークも、それほど見るべき部分は少なく、音楽も、良作と言うにしては、仕込みが充分になされず、薄っぺらな感が残る。それと、クシュブーとミーナーの両方を生かそうとしてしまったため、焦点がぼやけてしまった部分もあると言える。



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