Panchathanthiram

Kamal, Jayaram, Ramesh Arvind, Shriman, Yuhi Sethu
Nagesh, Manivannan, Ramesh Kanna, Vijayakumar
K.S.Ravikumar Deva
Simran, Ramya Krishnan, Urvasi, Sanghavi, Aishwaria, Vidya, Devayani 2002

   

   

   

   


【ストーリー】

 カナダ航空のパイロットのカマルは、女ったらしで、外人相手に三つ又の付きあいなど平気であった。しかしそのことが女性たちにばれて、攻め立てられることとなり、外人はこりごりになっていた。そのとき、カマルは、シムランと出会う。

 二人の出会いは、空の上であった。シムランは、カマルの操縦するジャンボ・ジェット機に搭乗していた。その飛行機は、ハイジャックに襲われる。しかしトイレに閉じ込められたカマルとシムランは、互いに協力して、ハイジャック達を撃退する。二人は、一躍ヒーローとなると同時に、愛し合うようになる。そして、シムランは、女性の扱いが妙に手馴れているカマルにヤキモチを焼くが、カマルは、シムランだけを愛するようになり、二人はカナダで結婚することとなる。

 二人の結婚式に、カマルの悪友たち、ジャヤラン、ラメーシュ・アルヴィンド、ユーギィ・セットゥ、シュリマンが来場する。彼らは、将に悪い遊びばかりをしていた気の置けない悪友たちだった。カマルが悪友たちと盛り上がっている時、カマルにまとわりついている女性がやってくる。その女性は、キスしたら帰ると言うため、カマルは仕方なくキスをする。しかしその現場をシムランは見ており、激怒してしまう。

 結婚式での、事件はあったものの、シムランも機嫌を直し、二人はトロントでの新婚生活を楽しんでいた。そのカマルに、ラメーシュ・アルヴィンドから緊急の電話が来る。内容は、ラメーシュ・アルヴィンドの以前の恋人のデーヴァヤーニが、トロントのホテルで自殺すると喚いているから、助けに行ってほしいというものだった。男の友情としてカマルは行くことにする。そしてカマルは、泥酔しているデーヴァヤーニを介抱する。しかしそこに、シムランがやって来て、デーヴァヤーニがカマルの子を妊娠し、その話の始末をつけているのだと勘違いしてしまう。激怒したシムランは、とうとうインドの親の下に帰ってしまう。

 悲嘆に暮れるカマルは、何度も彼女の家に謝りに行くものの、相手にされない。そのカマルを悪友たちは、茶化しながらも、元気付けようとする。そして、悪友たちは酔った勢いで、カマルをシムランの家に侵入させ、「抱きしめちゃえばどうにかなる!」と襲わせることにする。カマルは、家に忍び込むものの、寝室を間違えて大騒動になってしまう。そろそろ許す気持ちになっていたシムランも、カマルが誰彼構わず夜這いする男だと、またも誤解してしまう。

 絶望して家から叩き出されたカマルを悪友たちは、カマルの家に運ぶ。そして悪友たちは、その日がカマルの誕生日であることを思い出す。そこで、酔いつぶれたカマルの横で、彼を励ます名案を思いつく。それは、コールガールのラムヤ・クリシュナンを彼にプレゼントし、メロメロにしてしまおうというものであった。

 悪友たちは、ラムヤに連絡を取り、彼女のいるバンガロールに行くことにする。そこで、全員、家族には、嘘をついて出かけることにする。しかし、ユーギィ・セットゥの義父のナーゲシュだけは、自分もバンガロールに行くと駄々をこねる。ユーギィ・セットゥは、どうにかナーゲシュを丸め込んで出かける。そして悪友たちは、何も知らないカマルを強引に連れ出して、バンガロールへと向かう。しかし盛り上がりすぎて、リクシャーと事故を起してしまう。すると、そのリクシャーには、なんとバンガロールに行くことにしたナーゲシュが乗っており、無理やり一緒に乗り込むのであった。

 バンガロールに到着し、邪魔者のナーゲシュを下ろした一行は、ホテルに到着する。そして、悪友たちは、カマルに豪華な誕生日プレゼントを贈る。もちろん、そのプレゼントは、ラムヤだった。魅力的なラムヤの前に悪友たちはメロメロで、特にシュリマンなどは自分のキャッシュカードを渡すほどであった。しかしシムラン一筋になっているカマルにとっては、ラムヤがどんなに魅力的であっても、眼中になかった。また、運悪く、ホテルと部屋の番号を聞き出していたナーゲシュが、訪ねてくる。カマルは、家族に嘘をついてきた悪友たちを守るために、ラムヤが自分の妻だと嘘を付く。その嘘を聞いたナーゲシュは、完全に信じ込んで、部屋を後にする。

 カマルと二人きりになったラムヤは、嫌がるカマルに強引に迫る。しかしカマルは、ラムヤを残して部屋を後にする。一方、ラムヤと楽しんだのだろうと期待していた悪友たちは、カマルの話を聞き、それならば自分たちが代わりに食べちゃおうとする。そして真っ先におっちょこちょいのユーギィ・セットゥがラムヤの部屋に乗り込む。

 するとその部屋では、強盗に襲われたラムヤの遺体が転がっていた。そのことを知った全員は、慌てふためく。カマルは、警察に連絡しようとするものの、家族に嘘がばれるのを恐れる悪友たちは、死体を処理し、事件がなかったことにする。そこで、ラムヤの遺体と共に荷物を外に持ち出す。そして、どうにかホテルの外に遺体等を運び出し車に乗せた彼らのもとに、再びナーゲシュが訪ねてくる。彼らはナーゲシュを追い返そうとするものの、追い返しきれずにナーゲシュは、車の中に乗り込んでしまう。それでも、ナーゲシュの目を盗んで、遺体を川に流して処理しようとする。しかし手違いで、川ではなく、橋の下の地面に遺体を落としてしまう。彼らはそのまま逃げる。しかし車を走らせているうちに、警察に呼び止められる。その検問はどうにかやり過ごしたものの、シュリマンがラムヤにクレジットカードを渡しっぱなし出会ったことを思い出し、遺体を捨てた橋へと戻る。しかしその橋の下には、なぜか、どこにもその遺体がないのであった。そしてチェンナイへと戻った彼らは、警察の追跡を恐れるのであった。

 その一方、シムランは、以前家にカマルが忍び込んだのは、自分のことを忘れられずに来たのだと真実を知って、カマルの家を訪れることにする。しかしそのカマルの家に、以前バンガロールのホテルで鉢合わせしたシーク教徒のラメーシュ・カンナが泥棒に入る。その進入に気付いたカマルは、彼こそ、ラムヤ殺人の真犯人と思い彼を捕まえようと格闘する。しかしその現場に来たシムランは、長髪のシーク教徒を女性だと勘違いし、カマルがまたも女遊びをしているのだと勘違いしてしまう。それをなだめようとしているうちに、ラメーシュ・カンナは出て行く。そしてシムランも、カマルと絶縁するというのであった。

 怒ったシムランがエステに行くと、そこでは、カマルの悪友たちの妻たちが夫から聞いたシムランの話をしていた。その話を聞き、シムランは、自分が勘違いしていたことを知る。そしてシムランは、自分が馬鹿だったと何も知らなかったその妻たちに話をする。それを聞いた妻たちは、快くシムランを許し、テルグ人のシュリマンとサンガヴィの新年会にと招待する。そしてその新年会でシムランは、カマルと仲直りをすることにしたのであった。しかし、エステの最中で、互いに顔を見ることがなかったため、その新年会で騒動が巻き起こる。

 その頃、失意のカマルが部屋を片付けていると、ラムヤの携帯電話に何と、ダイヤモンドが仕込んであった。カマルはそれを見て、そのダイヤモンドがラムや殺人の鍵だと知り、犯人が再び彼のところに来るまで、そのダイヤモンドを、カプセル剤の中に隠す。

 そして始まった新年会の片隅で悪友たちは、ダイヤモンドの扱いについて密談をしていた。すると、その新年会に、何と死んだはずのラムヤが訪れる。カマル達は愕然とするものの、彼女は、死んではいなかったのであった。そしてラムヤは、ダイヤを取り戻しに来たのであった。しかし何も知らないナーゲシュは、妻たちにラムヤがカマルの妻だと紹介する。そして、場を取り繕うため、その嘘にカマルも乗る。しかしその新年会に、シムランも訪れる。カマルは、皆にシムランは、ラムヤの妹だと嘘をつきその場を凌ごうとする。しかし、弱点を握っているラムヤは、それをいいことに、シムランとカマルの中を弄ぶ。そしてラムヤとカマルの嘘を信じ込んでしまった出席者は、シムランを会場から追い出してしまう。

 シムランが悲嘆に暮れる中、ラムヤは、カマル達にダイヤを戻すように凄んでいた。そしてかくれんぼで遊んでいたジャヤランの息子を人質にとって、彼らを脅す。困ったことに、ジャヤランの子供は、ゲームだと思っているためラムヤに積極的に荷担する。そして、彼らがカマルの部屋に来たところに、警察のマニヴァンナン達がやってくる。カマルは、本当にマニヴァンナンが警察であるのかどうか証拠を見せるように言うと、ラムヤがマニヴァンナンの素性と共に、殺人事件の真実を語り始める。

 実は、マニヴァンナンは偽物警官で、元々ラムヤのボスであった。ラムヤは、彼の隠し持っていたダイヤを盗み出し、逃げていたのであった。そのダイヤを取り戻しにホテルにマニヴァンナンは妻を送る。しかしラムヤと妻は、そのダイヤを山分けすることにする。その話をしているところに、ラムヤがやって来て、妻がダイヤを盗んで逃げようといっていたとマニヴァンナンに嘘を言う。そのせいで、妻は射殺されてしまう。その現場に何も知らない、ユーギィ・セットゥがやって来て事件が始まったのであった。

 その話の後、カマル達は、全員ロープで縛られてしまう。手も足もでなくなったカマルたちに、マニヴァンナンは、ダイヤの場所を白状するように迫るのであったが……。


【コメント】

 全篇コメディの良作。芸達者の男性人に対して、シムランのコミカルな演技や、デーヴァヤーニの泥酔の演技も楽しい。しかし作品の中で一番光っているのが、お色気たっぷりのコールガール役の、ラムヤ。それと共に、音楽シーンも非常に素晴らしい。特に、ラムヤの踊るに曲は、秀逸。また、往年の作品やK.S.ラヴィクマール作品などからの引用も多い。中でも、最後シムランが橋から川に飛び込む場面は≪Avvai Shanmughi≫であり、≪Michael Madana Kama Rajan≫からの引用も多い。また印象深い、シムランとラムヤがダンスで対決する場面は、1958年、当時のダンスの二大巨頭のヴィジャヤンティマーラとパドミニが激突する≪Vanji Koatai Vaaliban≫からの引用。



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