Sakthi Leelai

Gemini Ganesan Ramanna -
K.R.Vijaya, Jayalalitha 1973

   

   

   


【ストーリー】

 話は、七つの女神に関する説話のオムニバスである。

@ある日ナーラーダは、シヴァ行者と会う。行者は、シヴァ神を褒め称えるものの、女神達はないがしろにする。そのことを聞いた、サラスヴァティー、ラクシュミー、パールバティーたちは、怒ってしまう。彼女達は、行者を懲らしめようとするが、実はその行者は、魔王だった。そこで、パールバティーは、彼を飲み込んで退治する。しかしそのことで、パールバティーの体は、青くなってしまうのであった。

A信心深く、シヴァ行者に使えている娘がいた。彼女は、ある日聖なる壷を無くしてしまう。それに怒った行者とシヴァ行者の弟子は、彼女を殺そうとする。彼女は、逃げ、かくまわれる。しかし、彼女も、かくまった夫婦も、殺されてしまう。しかしそれは、行者が弟子の信心を確かめるためにしたことであった。そのため、行者の聖水によって、飛んだ三人の首も、再び繋がり、三人とも無事に息を吹き返すのであった。

B寺院の女神を大切に祭る純朴なバラモンの青年がいた。彼は、寺院で踊りが行われたとき、その踊り手に対して恋をしてしまう。彼は、彼女に結婚を申し込む。それに対し、彼女は、女神像に飾られている財宝を自分の身に着飾りたいという。彼は、女神像から、財宝を盗み出し、彼女に着飾らせる。しかしそのことで彼は、王から追及を受け、目を潰されてしまう。が、純朴な信仰心を持つ彼の心が、女神へと届き、目が見えるようになったのであった。

C女神への信心深い、老行者がいた。彼は、傲慢な王の従者によって遠ざけられていた。彼のために、女神は、ムルガン神を彼の下に使わせる。ムルガンは、彼の下で、学び、教えるようになる。そこに、傲慢な王の従者がやってきて、論争を吹っかける。それに対し、ムルガンは、王宮へと出向き、王の前で見事に論駁し、とっちめるのであった。

D多くの牛を飼育している裕福な家があった。そこの牛の中の1頭に、信心深い牛がいた。その牛は、いつも、牛飼いの目を盗んでヘビ塚に、ミルクを注いでいた。そのことを知った家の主人は、そのヘビ塚を叩き壊す。しかし、罰があたって彼は、死んでしまう。その妻は、助けるようにヘビ塚のヘビに一心に祈る。その思いはやがて通じて、主人も息を吹き返したのであった。

E彼女は、村の人々から、何かと冷たい仕打ちを受けていた。彼女は、幸せな結婚をしたいと女神に頼み、願いを聞き入れてもらったら、産まれた子供を差し出すと願を掛ける。そのことで、彼女は、幸せな結婚をし、子供が産まれる。彼女は、断腸の思いで、子供を女神に差し出すが、女神は、子供を彼女へと返すのであった。

F野心の塊の男が、権力を得るために、ブラフマー神に信仰の強さを見せる。それに対しブラフマー神は彼に、強力な力を与える。直接手を出せない神々は、彼を退治するためパールバティーを、人間として地上に降臨させる。そのパールバティーの下にシヴァ神は、地上へと降りて求婚する。しかし、その結婚式は、時間の都合が悪くなり、キャンセルされる。人間に化身しているパールバティーは、激怒する。そこに、彼女の美しさを聞きつけた、王がやってくる。しかし王は、彼女の怒りのとばっちりを受け退治されたのであった。


【コメント】

 一般性はないかもしれないが、正攻法の『神様映画』として評価の高いもの。七つの説話のオムニバス。強烈な表現ではなく、ありがたく真面目に作られているので、現地の文化に対して興味をもっていないと、さほどの面白みはないかもしれないが、丁寧に作られており、完成度は高い。特に、後半のジャヤラリタの女神の姿は良い。



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