Saraswathi Sabatham

Sivaji, Gemini, Nagesh A.P.Nagarajan K.V.Mahadevan
Savitri, Devika, Padmini, K.R.Vijaya, Manorama 1966

   

   

   


【ストーリー】

 天上界は、今日も平和である。神々を讃えるナーラーダ(シヴァージ)は、いつものように神々へご機嫌伺いをたてる。彼は、まずサラスヴァティ(サーヴィトリ)の下を訪れる。そこで、ナーラーダは、サラスヴァティの神力を見たいと彼女を焚きつける。その唆しに乗ってしまったサラスヴァティは、現世に自分の神力を及ぼすことにする。ナーラーダは、サラスヴァティばかりでなく、ラクシュミ(デーヴィカ)とパールバティ(パドミニ)の下にも赴き、女神達をその気にしてしまうのであった。

 下界では、パールバティのご加護で、様々な奇跡が起こる。まず、バラモンの息子である唖(おし)のシヴァージの身に奇跡が起こる。シヴァージは、サラスヴァティにいつも花を捧げ、信心深い。しかし、周りの人々は、唖(おし)を馬鹿にして、彼を苛めていた。それを見て、文芸の女神であるサラスヴァティは、彼の口を利けるようにしてやり、シヴァージは、優れた歌い手・詩人となる。

 次に、シヴァージの国の王は、死期が近いことを知っていた。そこで、後継者のいない王は、元々物乞いであったK.R.ヴィジャヤが、象によって奇跡の祝福を受けたことから、彼女に国を託すのであった。その象の行った奇跡も、信心深いK.R.ヴィジャヤの姿を見て、サラスヴァティがやったことであった。

 その女王となったK.R.ヴィジャヤを守るための護衛を勤める人物を選ぶ大会が行われる。そこでもまた、サラスヴァティは、神力を及ぼし、ジェミニ・ガネーサンが、優勝する。

 K.R.ヴィジャヤが治めるようになった王宮では、彼女の横暴が目立つようになる。それに対し、シヴァージは、何も恐れることなく、直言したため、投獄されてしまう。投獄されても、動じないシヴァージに対し、K.R.ヴィジャヤは、怒りを増し、横暴がより進んでゆく。それに対し、ジェミニは、彼女を諌めようとしても、彼女は何も聞き入れない。

 天上界では、下界のゴタゴタに対し、女神達が口喧嘩を始めてしまう。そこに、運悪くナーラーダが来る。女神達は、下界のゴタゴタの責任を、全部ナーラーダに擦り付ける。それを見ていた、ブラフマン、ヴィシュヌ、シヴァ達は、「ここは神々全員で出て行って、治めよう」ということにする。

 下界では、K.R.ヴィジャヤの横暴に対し、とうとう、ジェミニがクーデターを起こし、K.R.ヴィジャヤを捕らえる。そして、ジェミニに対しても全く動じず、屈しないシヴァージは、処刑されることになる。しかし、シヴァージは、信心深さから、命を助かり、それを見た民衆が、ジェミニに反抗し始める。その騒ぎの下に、神々が降臨し、ありがたい言葉を彼らに与え、国には平和が戻るのであった。


【コメント】

 相も変わらずA.P.ナガラージャン監督らしい脳天気な作品。のんびりと、ニコニコしながら、安心して楽しめる作品。サラスヴァティを中心としたストーリーではあるが、実質最も長い間出演しているのは、シヴァージとK.R.ヴィジャヤ。堂々としたシヴァージの演技も素晴らしいが、全体的に、当時のスターが総動員なので、逆に目移りしてしまうきらいもあるが、良作。



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