Sri Ragavendra

Rajinikanth, Somayajulu, Vishnuvarthan, Delhi Ganesh, Sathyaraj S.P.Muthuraman Ilaiyaraja
Lakshmi 1985

   

   

   


【ストーリー】

 後に聖者ラーガヴェンドラ(ラジニカーント)となるヴェンカタナータンは、幼い頃から、神を見る神秘体験を幾度も得ていた。彼は、幼いうちに両親を無くし、親戚に預けられる。そしてその親戚の下で、音楽を習い、バラモンとして成長してゆく。

 青年となったヴェンカタナータン(ラジニカーント)は、生涯のグルとなるスチンドラール(ソマヤジュール)の下に寄宿し学び始める。そして、彼は、その中で急速に頭角を現し、スチンドラールから一番信頼される弟子となる。王のグルでもあるスチンドラールは、彼を、王宮に連れて行き、王に推薦する。ヴェンカタナータンは、様々な問答を挑まれるものの、そのことごとくに、見事に答え、領地で教師として配属されることとなる。そして、それと同時に、彼は、サラスヴァティー(ラクシュミー)と結婚する。

 清廉なヴェンカタナータンは、良い教師ではあったものの、慎ましい生活をしていた。そして、サラスヴァティーもまた、その彼の立場にできる限り寄り添い、尽くすのであった。

 ある日彼は、信心深く、聡明であるもののバラモンではない、羊飼いにも教えようとする。それに対し、バラモンの子供や、その親たちもこぞって反対し、教室から出てゆく。その結果、ヴェンカタナータンとサラスヴァティーの生活は困窮することになる。

 やがて、二人の間に、一人の息子が生まれる。しかし困窮は、その度合いを強めていた。それに対し、とうとうヴェンカタナータンは、最も大事なヴィーナをも質に入れようとする。それを妻のサラスヴァティーは、止める。思い悩んだ、ヴェンカタナータンは、グルのスチンドラールの下に向かう。

 丁度そのとき、年老いたスチンドラールは、自分の後継者を探していた。そこに、ヴェンカタナータンが来たのであった。スチンドラールは、ぜひ後継者になるように懇願する。しかし、彼の後継者になるということは、出家しなければならなかった。つまり、妻も息子も置き去りにしなければならないのであった。ヴェンカタナータンは、その申し家に答えず、家に戻る。

 家に戻ると、サラスヴァティーは、困惑するものの、それは名誉だとして受けるように言う。しかし彼は、その申し入れを断ることにする。そして、彼は、その決意のために、寺院の沐浴場に向かい、最も大事にしていた経典を投げ入れる。

 しかしそのとき、その沐浴上から、サラスヴァティー女神が現れ、経典を彼に戻す。そして、その申し出を受けるように言う。そのことから、彼は、家を捨てグルの申し入れを受諾することにする。そしてヴェンカタナータンは、それ以降ラーガヴェンドラを襲名する。

 しかし、そのことを聞いた妻のサラスヴァティーは、出家し、死んだも同然の身となった夫に対し、サーティーとして自殺する。そして、ラーガヴェンドラの下に来た彼女の魂を彼は、天上へと送るのであった。

 それ以降ラーガヴェンドラは、様々な地域を巡礼する。その巡礼の中で、奇跡が数多くなされる。そして、人々の敬愛と、その名声はいよいよ高まるのであった。そして、その巡礼の途中で彼は、入滅のときを迎えるのであった。


【コメント】

 約300年前に、実在した聖者ラーガヴェンドラの話。ひとつひとつの場面が丁寧に作られ、全体的に鷹揚な格調がある。聖者の話を題材にした神様映画の中でも、完成度は高い作品。ラジニの、聖者の落ち着きと誠実さを持った演技も良い。しかし、ヴィーナを弾く場面が、シヴァージのようにいかないのはご愛嬌。



Home Top Shop


※ 当サイトは、左フレームでページの分類をしております。『ロボット検索』等から直接こちらのページにいらっしゃった方は、《 Home 》クリックして頂ければ、新規にフレーム付きのトップ・ページが開きます。《 Top 》をクリックしても、フレーム付きのページは開きませんのでご注意ください。