Tillana Mohanabal
| Sivaji, Nagesh, Balaiya, Balaji, Nambiyar | A.P.Nagarajan | 1968 |
| Padmini, Manorama | K.V.Mahadevan |



【ストーリー】
| シヴァージは、ナーダスワラムの名奏者である。一方、パドミニ(モーハナ)は、バラティヤナータムの踊り手である。 シヴァージは、寺院で音楽会を開く。しかし、音楽会の途中で、観客が花火に気をそらしてしまったことに機嫌を悪くし、演奏会を終えてしまう。その彼の演奏の後の踊りを勤めるために来ていた、パドミニは、彼の演奏に魅了されてしまう。シヴァージたちは帰る際、パドミニ一行と、踊りと音楽のどちらが上かで言い合いになってしまい、彼女の踊りを見ずに帰ってしまう。しかし、彼女の踊りの素晴らしさを、マノラマに聞かされたシヴァージたち一行は、再び寺院へと戻るのであった。 パドミニの踊りと美しさに、結婚を申し込んでいた、お金持ちのバーラジがいた。母親も、二人が結婚し、裕福な暮らしをすることを願っていた。しかし、シヴァージに魅了され、金銭よりも、心の豊かさを願う彼女は、彼に興味を持っていなかった。それに対し、バーラジは、カルナーティック音楽の聖地タンジョールに移動するため、パドミニたちが駅に向かっている途中に、襲うことにする。しかし、バーライアの密談を聞いていたマノラマらの助けによって、無事に汽車に間に合うのであった。 汽車では、シヴァージたちが、待っていた。そして、二人の一行は、夜行列車に乗り込む。そして、シヴァージとパドミニは、愛を語り合うのであった。 タンジョールに入ると、そこには、悪徳マネージャーのナーゲシュが待ち構えていた。ナーゲシュは、彼らをホテルで、バンド演奏の後に演奏させようとする。しかしシヴァージは、演奏家の誇りが許さず、キャンセルする。しかし、ホテルの外では、音楽愛好家達が、大勢集まってきていた。そこで、シヴァージは、ホテルの前で、皆のために演奏するのであった。 シヴァージは、パドミニの家を訪ねることにする。すると、そこには、お金の匂いに敏感なナーゲシュと、パドミニに言い寄るために、訪問に来ていたバーラジがいた。シヴァージは、それを見て、彼女に会わずに帰るのであった。 パドミニはバーライアと結婚するのだと思ってしまったシヴァージは、町で公演を行っていたマノラマの一座の元を訪ねる。マノラマは、彼にマレーシアに招待されていることを伝える。そして、傷心のシヴァージもまた、自分も一緒に行くというのであった。 丁度二人が、話をしているのを、パドミニからの使いが立ち聞きしてしまう。パドミニは、その話を聞いて怒ってしまう。その後、パドミニとシヴァージが、マノラマの公演に訪れる。パドミニは、マノラマと会い、誤解を解く。そしてシヴァージが、マレーシアに行くの止めるために、彼に踊りと音楽との優劣をつけるための試合を受けさせる。 一方、ナーゲシュの手回しで、首尾よく、パドミニと二人きりになれると思っていた、バーラジは、その相手が、実のフィアンセであることを知り、結局、パドミニを諦め、彼女との結婚を決めるのであった。 シヴァージとパドミニは、そこで、見事な演奏と踊りを見せ、互いに手を取り合う。しかし、またも、お金目当てのナゲーシュの手回しによって、シヴァージは、左腕に重傷を負ってしまう。怪我は、演奏者生命の危機になるほどのものであり、シヴァージは、治療のために、マドラスまで行き、音楽愛好家の娘である看護婦の献身的な介護などによって、奇跡的に、回復する。そして、マドラスの音楽家協会の理事から、記念演奏会をパドミニとの競演でやって欲しいと頼まれる。 パドミニの母親は、渋るものの、仕方なく、その公演を引き受ける。公演の途中で、シヴァージの怪我の状態は思わしくなかったものの、公演は、無事に終了するのであった。 しかし、その公演で、自分をマハラジャと称し、本物のマハラジャに取り入ったナーゲシュは、またも悪巧みを企む。本物のマハラジャは、外人の奥さんの尻に敷かれていた。そこで、シヴァージとの公演で見事な踊りを見せたパドミニをマハラニとして迎えようと思ったのであった。 ナーゲシュの手はずによって、パドミニは、マハラジャの下を訪ねる。しかし、シヴァージを愛するパドミニは、自殺しようとする。その姿に、マハラジャは諦め、また、そこに外人の奥さんも登場し、引っ込みがつかなくなった彼は、パドミニを開放する。しかし、パドミニが、マハラジャの部屋から出てきたところで、シヴァージは、会ってしまう。事実を知らないシヴァージは、パドミニを不貞だと決め付け、彼女の頬を殴ってしまうのであった……。 |
【コメント】
| 往年のタミル語映画の、芸道物の代表作。シヴァージの気品のある男前の演技も良い。パドミニの踊りもたくさん堪能できる。脇を固める役者も、当時の一線級ばかりで、コメディの部分も良い。ナーゲシュに至っては、ほとんどやっていることは、「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男。最近の作品と色合いは異なるが、タミルの芸道物の最高傑作として名高い作品。 ちなみに、このナーダスワラムを吹いているのは、≪M.P.N.Sethuraman&M.P.N.Ponnuswamy≫という奏者で、カルナーティック音楽の知識があると様々なクスグリがあって楽しめる。 |
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