Thiruvilaiyaadal

Sivaji Ganesan, Muthuraman, Nagaesh A.P.Nagarajan K.V.Mahadevan
Saavithri, Devika, K.B.Sundarajan 1965

   

   

   


【ストーリー】

 ヒマラヤ山中の天上界は、今日も平和である。いつものように、シヴァ神( シヴァージ・ガネーサン )を讃える歌が歌われ、シヴァ神は、姿を現すのであった。

 そんなある日、下界から、果物が届けられる。その果実を彼らの子供の、ガネーシャとムルガンが、欲しがる。そこで世界一周の競争で勝った者に、その果実を与えることになるが、ムルガンは、ガネーシャの知恵の前に、その果実を取られてしまう。

 それに怒ったムルガン神は、シヴァ神とパールバティーが止めるのも聞かずに、家を出て行ってしまう。そこにちょうど、下界から、ムルガン神を信仰する僧が、彼のもとを訪れ、下界の人々にその御加護をお与えくださいとたのみ、ムルガン神を讃える歌を歌う。その言葉に機嫌を良くしたムルガン神は、下界に降りて、「私がタミルの神だ!」とまで言うようになってしまう。この言葉に神々は驚く。タミルの土地は、昔から、シヴァ神の御加護の下、繁栄してきたのであった。そこでパールバティーは、ムルガンの元まで行き、このタミルの地で、シヴァ神とパールバティーが、どのようなことをしてきたのかを語って聞かせたのであった。

 まず最初の場面は、王宮の話である。王( ムットゥラーマン )は、愛する王妃( デーヴィカ )に対してひとつの疑問を持つ。その疑問を解くように、人々に命じる。そこに、貧乏な詩人( ナーゲシュ ) が現われる。彼は、お調子者でありながらも、信心深い人間であった。シヴァ神は彼を助けようとする。彼は、中々良い所までいくものの、結局、王の臣下によって、追い返されてしまう。そのことに怒ったシヴァ神は、王の下へと行き、臣下と対決するが、不信心なその臣下に天罰を与えるのであった。

 次に、シヴァ神とパールバティーとの夫婦喧嘩の挿話がなされる。二人は、互いの必殺の武器を使ってしまうほどの、大喧嘩をする。そして、シヴァ神は、怒りのあまりパールバティーを焼き殺してしまう。我に戻ったシヴァ神は、踊り狂ってしまう。天地を轟かせ、危険を感じた神々によって、その怒りの取り成しを受け、シヴァ神は、正気に戻る。そして、シヴゥ神は、パールバティーを許し、彼女を生き返らせる。パールバティーもまた、シヴァ神に誤り、仲直りするのであった。

 ミーナークシーの美しさに心奪われたシヴァ神は、彼女を自分のものとしたいと思う。それに対し、彼女の父親は、海の怪物を退治してくれとシヴァ神に頼む。そして、シヴァ神は、その怪物を退治して、ミーナークシーと結婚する。しかしその怪物は、ナンディンの化身であり、ミーナークシーは、シヴァ神と喧嘩して下界に降りてきていたパールヴァティー姿なのであった。

 次の話は、また別の王宮の話である。その王宮に、非常に高名な音楽家が訪れる。王は、彼を上にも下にも無く、迎え入れる。しかし、そのことで、王の下で勤めを果たしていた、非常に信心深い音楽家は、役目を解かれそうになる。シヴァ神は、その心清らかな音楽家を助けるのであった。

 パールバティーが、ムルガン神に語って聞かせたエピソードは、こういったものであった。ムルガン神は、パールバティーの言葉を、心素直に聞いて、心改めることにする。そこに、シヴァ神も、ガネーシャも現われ、シヴァ神の家族が再び総登場となる。そこに再び、僧が現れ、ムルガン神は素晴らしいが、シヴァ神は、もっと素晴らしいと、シヴァ神を讃えて大円団となるのであった。


【コメント】

 何よりも、強烈なのが、最初のダンスシーン!もう将に、頭がクラクラするほどの、馬鹿馬鹿しさである。ストーリーは、もともとのものがあるから変えられないのであろうから、逆に、その枠組みの中で、如何に面白くするかということで、ここまでとんでもないことになるのだろう。神話自体が、人間のイマジネーションの塊なのであるから、むべなるかなとも言える。ウルトラマンなどを見る、子供のような気持ちで見たら、これほど楽しいものは無い。

 それと、ミーナークシーと結婚するために退治した怪物の実像は、ナンディンの化身だが、これは、ほとんどインサイダー取引と一緒なのではないかい?やはり、神様、やることが違う。

 将に、神様映画の魅力、爆発作品である。




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