Uzhaipaali

Rajinikanth, Radharavi, Vijayakumar, Visu, Koundamani, Vivek P.Vasu Ilaiyaraja
Roja, Srividhya 1993

   

   

   


【ストーリー】

 ラジニは、ラーダラヴィからある仕事の依頼を受ける。それは、ラーダラヴィ達三人の会社の交渉責任者になってほしいというものであった。ラーダラヴィ達の会社の責任者である社長が亡くなり、その妻もまた、気がおかしくなっていた。そしてアメリカに住んでいるというその息子もまた、行方がわからないため、息子の代役をしてほしいというものであった。ラジニは、管財人のヴィスと会って話すものの、見事なアメリカン・イングリッシュを駆使し、煙に巻く。しかし、あまりにもとんでもない仕事に途中でラジニは逃げ出すのであった。

 逃げ出したラジニは、叔父に薦められ、倉庫のクーリー(荷物運び)をして働くようになる。ラジニは、そこで従業員の金を巻き上げていたならず者達をやっつけヒーローになる。そしてもらった給料で、両親と妹にプレゼントを買うためにデパートに向かう。

 デパートでラジニは、店員の手違いで、客としてきたロージャと荷物を間違えてしまう。そのことをきっかけにして、二人は出会い、ロージャはラジニの人に対する思いやりの姿、男らしい強さ、以外にもダンディーな姿を見て、彼に心惹かれるようになる。実はロージャは、ラジニの働いている会社の役員だった。そして再び出会った二人は、愛し合うようになるのであった。

 ラジニは、会社の友人のヴィヴェクから、結婚式に父親に扮して出席して欲しいと頼む。ヴィヴェクは、相手に自分の父親は、ザミンダールだと嘘を言って結婚にこぎつけていた。仕方なく、ラジニは引き受け、年老いたザミンダールに変装する。しかし、結婚式でターリーが結ばれたとき、ラジニも変装がばれてしまい、ラジニは、一目散に逃げる。そして、とある家に逃げ込み、そこの家の服を失敬し、変装を解く。

 その家から、こっそり逃げ出そうとしたとき、彼はある一枚の写真を目にする。その写真は、なぜかいつか見たと確信を持つものであった。ラジニは、その写真を見て、急に意識が遠くなり、階段から転げ落ちて気を失ってしまう。

 その家は、以前ラーダラヴィのところに訪れた管財人のヴィスの家であった。家に戻ったヴィスは、階段下で倒れているラジニを見つけ、病院に運ぶ。そしてヴィスは、ラジニが本当にラーダラヴィ達の会社の御曹司である事を知る。幼年期の記憶喪失に陥っていたラジニは、ヴィスから気を失っていたときに夢うつつで喋っていた事実を教えられる。

 ラーダラヴィ達は、会社を乗っ取るために、ラジニの母親に暴行し、幼いラジニに毒を飲ませ、山に捨てていたのであった。実は、そのラジニをヴィジャヤクマールとシュリーディヴィヤがたまたま助け、今まで育てていたのであった。そのことを知ったラジニは、ヴィスと共にラーダラヴィ達を退治することにする。

 ラーダラヴィ達は、自分達の会社にラジニの会社を譲渡し、我が物にしようと考えていたのであった。そして、その交渉に再びラジニは出向くことになる。しかしその交渉相手の中にロージャがいた。ロージャは、ラーダラヴィにずるずる付いていっている仲間の娘だった。それに対し、ラジニは、別人を装いその場を取り繕う。

 交渉が終わった後ロージャは、クーリーのラジニを警察に突き出し、再び、交渉に向かう。しかしそこには、牢屋に入っているはずのラジニがいた!ロージャは、二人は全くの別人であったと知り、クーリーのラジニを警察に突き出したことを後悔する。そして、ロージャは、クーリーのラジニを刑務所から出して、愛を告白する。しかし、もちろん、これはヴィスが取り計らったことであった。

 ロージャは、そのことをきっかけにして、クーリーのラジニに結婚を申し込む。しかし、ヴィジャヤクマールとシューリーディヴィヤは、生まれが違いすぎることを理由に断る。ロージャは、ショックを受けるものの、後から、ラジニの本当の姿と考えと、やろうとしていることを知り、協力するようになる。

 ラジニは、ラーダラヴィたちの包囲網を徐々に詰めて行く。その中で、ラジニは、実の母親が、ラーダラヴィ達に監禁されていることを知り、母親と会う。しかし母親は、気が触れていて、逃げ出さないように鎖で繋がれたままになっていた。母親は、ラジニが実の子供であることが解らなかったものの、やがてラジニが実の息子であることを知り、正気に戻る。そして、そこで、ラジニにラーダラヴィ達が幼いラジニを殺そうとしたこと、自分に暴行したばかりでなく、ラジニの父親も殺していたことを教える。

 全てを知ったラジニは、最終交渉の場でヴィス、ロージャ達と協力して、ラーダラヴィ達の思いと逆の契約をする。しかしそれに対し、ラジニが実の息子であることに気付いていたラーダラヴィ達は、最後の手段を進めていた。会社の工場に爆弾を仕掛け、会社ごと無きものとしようとしていたのであった。そのことを知ったラジニは、危険を省みず、会社に向かうのであった。


【コメント】

 典型的なラジニ映画。ラジニ得意のコミカルな場面、特に結婚式での変装の場面など、いつにも増して馬鹿馬鹿しく笑える。最後の場面の切り口も、味わい深い。ロージャも元気良く好演。音楽も中々良い。しかし、最後から二曲目の振り付けは全くナゾ。



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