Vaanathaipola
| Vijayakanth, Prabhu Deva, Livingston, Ramesh Kanna | Vikraman | S.A.Rajkumar |
| Meena, Kousalya S.N.Lakshmi | 2000 |




【ストーリー】
ヴィジャイカーントの家は、両親を亡くし、お婆さんのS.N.ラクシュミと暮らす、貧しい四人兄弟の家族であった。長男ヴィジャイカーント(ヴィライチャーミ)は、三人の弟の面倒を何かと見る心優しく、頼りになる長男だった。彼にも、心寄せ合う相手がおり、彼女との結婚が、決まりつつあった。しかし、彼女は、彼の弟達のことを邪魔者扱いする。何より、自分達の兄弟を大切にする長男ヴィジャイカーントは、その彼女の姿を見て、破談にする。結局、彼女は、他の男性と結婚する。しかし、そのことで、長男ヴィジャイカーントは、彼女の兄から、恨みをかってしまう。 時は、流れ、兄弟のために、一生懸命に働いた長男ヴィジャイカーントのおかげで、三人の弟たちは、立派に育っていた。次男ヴィジャイカーント(ムットゥ)は、レストランのコック。三男のリビングストンは、警察官。四男のプラブ・デーヴァは、医者になるために町の大学へと進んでいた。そして、そこで、優秀な成績を上げていた。 次男ヴィジャイカーントには、小さいとき仲の良かった少女がいた。彼女の家族は、町へと引越しすることとなる。同じく貧しかった彼らに、長男ヴィジャイカーントは、なけなしの懐から、餞別を贈る。それに感謝した彼らは、大人になったら、二人を結婚させようと言い合ったのであった。そして、その彼ら家族が、ヴィジャイカーントの村に、お金持ちになって戻ってくる。 幼かった少女は、成長してミーナーへとなっていた。受け取った写真に次男・ヴィジャイカーントは、胸ときめかす。長男ヴィジャイカーントは、彼の心情を汲み取り、旧交を温めるために、ミーナーの家に良く。しかし、今や彼女の父親にとって、ヴィジャイカーント達は、邪魔者でしかなかった。結局、長男ヴィジャイカーントは、事情を知り、落胆して帰る。それを見た、次男ヴィジャイカーントもまた、いまや、彼女は、手の届かない存在になったことを知るのであった。 やがて、料理の腕前を認められた、次男ヴィジャイカーントは、ミーナーの家のコックとしてスカウトされる。彼は影ながら、ミーナーを見守り、力になってやろうとする。しかし、小さいときに仲の良かった相手であることをすっかり忘れてしまっているミーナーは、彼のことを毛嫌いする。そして、彼女に近づこうとしていた、お金持ちの男性の悪戯で、ヴィジャイカーントは、傷つき、彼女の家から出てゆく。 そのときになって、初めてミーナーは、彼が、小さいときに仲の良かった相手であったことを知る。そして、彼女は、ヴィジャイカーントに謝り、二人は、愛し合うようになる。そして、ミーナーは、父親に反対されるものの、彼と結婚することとなる。そして、S.N.ラクシュミと、三人の弟達と、仲良く暮らし、家風に染まってゆくのであった。 やがて、三男のリヴィングストンも、元々家族ぐるみで付き合っていた相手の娘と結婚する。しかし彼女は、中々家族に馴染もうとしない。それは、彼女が、占いで、結婚相手に不幸をもたらす星の元に生まれていると言われていたから、気兼ねしていたのであった。しかし、彼女が来てから、リヴィングストンも昇進し、プラブ・デーヴァも、卒業したとの知らせが届く。そして、逆に、幸せを運んできたと励まされ、彼女もまた、家族の一員となっていった。 しかし、リヴィングストンとプラブ・デーヴァの出世に、次男ヴィジャイカーントは、プレッシャーを受ける。そこで彼は、料理の腕前を生かし、ピクルス製造の会社を立ち上げる。会社のピクルスは、上々のできばえで、あっという間に、人気商品となる。対して、それまで大手であった、会社の売上は激減する。そこで、その会社は、彼を抱きこもうとするが、彼は、自分たち独自でやって行くと宣言するのであった。 リビングストンも昇進し、プラブ・デーヴァも病院を開く。ヴィジャイカーントの家族は、あっという間に、評判の信頼厚い家族となっていった。それに対し、昔、長男ヴィジャイカーントに妹の婚約を破棄された兄は、彼らを貶めようとする。村の募金で集めたお金を預かる長男ヴィジャイカーントが、そのお金を着服したことにしたのであった。その逮捕に、三男のリヴィングストンは、向かわされる。しかし、愛する兄にそのようなことはできず、警官の職を辞するのであった。一方、無くなったお金を補填するために、次男ヴィジャイカーントは、以前、誘いを受けたピクルス会社に、借金しに行く。そこで、逆に、その会社から、これからは共同経営してゆこうと持ちかけられる。そのお金を村へ提供し、彼ら家族の嫌疑は晴れたのであった。 やがて、一家に平安が訪れ、プラブ・デーヴァが結婚相手を長男ヴィジャイカーントに紹介することとなる。相手は、大学で知り合っていたコウサルヤであった。実は、プラブ・デーヴァが病院を留守にしていたときに、長男ヴィジャイカーントとコウサルヤは、遭っていたのであった。おまけに、そのときの相手が、長男ヴィジャイカーントであることを知らずに、汚い言葉を使っていたのであった。緊張しまくっていたコウサルヤは、そのことを知り、ショックを受け、泣き出してしまう。しかし、長男ヴィジャイカーントは、コウサルヤが、開けっぴろげでありながらも、心優しい女性であることに気付いていた。そして、コウサルヤとの結婚を許すのであった。 そして、コウサルヤは、父親と一緒に、彼らの家を訪れる。しかし、その父親とは、長男ヴィジャイカーントを逆恨みしていた婚約を破棄された兄であった。もちろん、彼は、娘の結婚を認めなかった。プラブ・デーヴァを思うコウサルヤは、彼に駆け落ちを相談するものの、兄弟を大事にする彼は、それはできないと断る。それを影で聞いていた長男ヴィジャイカーントは、自分が、相手に頭を下げに行くことにする。そして、結婚式の日から、長男ヴィジャイカーントが、家を出て行くことで、その結婚は認められる。その裏の取引を知らない、他の家族は、大喜びし、やがて、結婚式の当日となったのであった。 |
【コメント】
| 言ってみれば、タミル語版『寅さん映画』。アクションシーンも、最後に、付け足し程度でつけられただけで、全体的に、なだらかなストーリー展開。しかし、全ての場面において、思いやりが感じられ、ジワジワと滋味が染み出してくる。悪役的な持ち回りの出演者にも、思わず同情してしまうほどで、全ての出演者が善人。見終わった後に、心から優しい気持ちになれる映画。 2000年の一番のヒット作。 |
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