孫娘役のミーナーが、非常に素晴らい。健気で、明るく、気立ての優しいその姿は、将に、理想的な孫娘。子役から上がってきたミーナーに対しての、当時の観客が求めていたのも、その姿だったのだろう。
Seetha Ramaiyagiri Manavaralu
| A.Nageshwara Rao, | Kranthi Kumar | M.M.Keeravani |
| Meena, Rohini Hattangadi | 1991 |



【ストーリー】
| ANRは、頑固な村の名士である。彼には、息子と娘が一人いるものの、息子は、彼の反対を押し切って結婚してしまう。渋々、ANRは、結婚を認めるものの、そのすれ違いをきっかけにして、とうとう、息子を家から追い出してしまう。そして息子は、家を出てアメリカに住むこととなる。 年月が経ったある日、ANRの家に一人の娘が訪ねてくる。彼女は、ANRの孫娘に当たるミーナーであった。ミーナーは、アメリカから、ANRに挨拶をしてくるために、やってきたのであった。音信の途絶えていた息子からの、思いがけない吉報に、母親や親戚中は大喜びする。頑固なANRも、苦虫を噛み潰しながらも、心の中では、孫娘が家に来たことを喜んでいた。 ミーナーは、アメリカで育ちながらも、伝統に根ざし古風な育ちをしていた。思いやりもあり、明朗で、ヴェーダの朗誦もまた堂に入ったものであった。そればかりかミーナーは、ANRの癇癪で、仲の悪くなっていた、娘夫婦との間もとりなし、親戚中に幸せをもたらす。その孫娘の姿にANRは、頑固な心を開き、愛しく思うようになる。 そのANRの下に、アメリカから、息子の知り合いが訪れる。そのことを聞き、ミーナーは、急いで、駆けつける。実はミーナーは、ANRに伝えなければならない大事なことを何も伝えていなかったのであった。その秘密が、知れてしまうかもしれないと思い、慌てて、駆けつける。しかし、その知り合いは、ミーナーが何も伝えていないことを感じ取り、何も秘密を明かしていなかった。ミーナーは、その場をどうにか取り繕い、難を逃れるのであった。 ミーナーを通して、息子を許す気持ちになって行っていたANRは、自分の金婚式に息子たちを呼ぶことにする。その連絡のために、ミーナーに対し、息子の家の電話番号を聞く。しかし、ミ−ナーは、しどろもどろになりながら電話番号を教えない。そこで、ANRは、とりあえず、手紙で連絡を取ることにする。 金婚式の前に、その連絡が戻ってくる。息子たちの返事は、金婚式に出席しないというものであった。ANRは、息子がまだ怒っているのだろうと思う。しかしそのANRに対し、ミーナーは、何か大事なことを伝えようとするものの、伝えきれないのであった。 やがて、親戚中が集まり、金婚式が盛大に行われる。ミーナーもまた、ANR夫婦のことを祝う。そして、式が終わり、ANR夫婦は、寝室で、二人きりになる。その時妻は、ANRに、息子の顔を再び見たいと頼む。ANRもまた、アメリカにまで入って息子と会うことを決意する。しかし、その妻の言葉は遺言となってしまった。ANRが、息子を許すことを妻に言ったとき、妻は息を引き取ってしまっていた。 ANRは、悲しみに沈み、ミーナーに、妻が死んだことを伝える。そして、息子を呼び寄せようとするものの、ミーナーは、困り果ててしまう。ANRは、母親が死んでも、帰ってこようとしない息子のことをなじる。その悲しみに暮れるANRの姿を見て、秘密を抱えたままミーナーは、家を出てアメリカに戻ることにするのであった。 |
【コメント】
| 孫娘役のミーナーが、非常に素晴らしい演技。頑固なお爺さんのANRの心も、開かしてしまう健気で、明るく、気立ての優しいその姿は、将に、理想的な孫娘と言えるだろう。恐らく、子役から上がってきたミーナーに対しての、当時の観客が求めていたのも、その姿だったのだろう。全体として、非常になだらかな展開であるが、最後の20分になってから、大きく話が動き始める。お爺さん役の、ANRも、頑固でありながら、孫が可愛くて仕方がない様子を好演。音楽も、良質な出来。 |
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