Sri Manjunatha

Chiranjeevi, Arjun, Ambarish K.Raghavendra Rao Hamsalekha
Soundarya, Meena 2001

   

   

   

   


【ストーリー】

 村の若者のアルジュンは、暴力沙汰を始終起こしながらも、日々人々に尽くす善人であった。また彼は、無神論者であり、奇跡を起したり、苦行を課すシヴァ神のことを忌み嫌っていた。一方、村の娘のサウンダリヤは、シヴァ神に対して心からの信心を持っていた。シヴァ神(チランジーヴィ)は、パールヴァティー(ミーナー)に、『信心がなくとも、人としての行いの優れた人物はいる』ことを、証明しようとする。それを証明する者として、アルジュンを指名する。

 サウンダリヤは、アルジュンと何度か会ううちに、彼のことを好きになる。しかしアルジュンは、彼女に対して興味を持たない。そんなある日、アルジュンは、悪漢たちに襲われる。アルジュンが、切り付けられそうになったとき、サウンダリアは、身代わりとなって、アルジュンを助ける。しかしその怪我のため、サウンダリヤとアルジュンは、森で一夜を明かす。翌日、二人は村に帰るものの、アルジュンは、サウンダリヤがデーヴァダースにさせられてしまうのを知り、彼女を守るために、彼女と結婚する。

 二人の結婚に対し、アルジュンの家族は、戸惑うものの、彼女を暖かく迎え入れる。結婚してからもシヴァ神に対しての信心の篤いサウンダリヤは、お寺への参拝を欠かさない。シヴァ神は(チランジーヴィ)は、彼女の前に化身して顕れ、子宝を授ける。その産まれた息子もまた、サウンダリヤに倣って、シヴァ神へ深く帰依する。

 アルジュンは、家族全員、シヴァ神への信仰が厚く、信仰を薦めることに対し、苛立つ。特に、息子がシヴァ神に帰依するのを見たアルジュンは、怒りのあまり、息子を殴る。アルジュンは、自身自分の行った行動に、ショックを受け、思い悩む。その彼の前に、両親と息子に化身したシヴァ神(チランジーヴィ)が顕れ、教えを授ける。アルジュンは、教えを授けたのが、化身したシヴァ神であったことを知る。アルジュンは、シヴァ神の慈悲を悟り、心からシヴァ神へ帰依するようになる。

 家族と共に、巡礼に出たアルジュン達は、シヴァ神に帰依する王であるアンバリシュの領地を訪れる。領地の寺院に偶然訪れていたアンバリシュの前で、アルジュンは、シヴァ神の奇跡を見せる。そのことで、アルジュンは、賓客として、王宮に迎えられることとなる。そして王は、彼を進言を受け入れ、大規模なシヴァ神の寺院を建立する。

 寺院を守るようになったアルジュン達家族であったが、アルジュンには、やや傲慢なところがあった。シヴァ神(チランジーヴィ)は、それを嗜めるために、薄汚れた老聖者に化身し、一宿一飯を求める。サウンダリヤは、老聖者が、シヴァ神の化身であることに直ぐ気がつくものの、気がつかないアルジュンは、老聖者の尊大な態度に怒ってしまい、追い返してしまう。実は、老聖者のその態度は、アルジュンが、他でやっている行動そのままのものであった。サウンダリヤから、話を聞いたアルジュンは、愕然とするが、既に老聖者の姿は、どこにもなかった。ただそこには、老聖者の残した聖跡だけが残っていた。

 アルジュンは、老聖者に行ったことを心から後悔し、悔い改めることにする。そこで、人々を寺院に招いて、食事を出し、歓待することにする。寺院には、多くの人々が集まり、食事の準備も万全であった。しかし、これから食事を振舞うというときに、息子がヘビに噛まれ、瀕死の状態になってしまう。それでも、アルジュンは、シヴァ神への帰依のために、息子よりも、人々への給仕をすることを選ぶ。訪れた人々は、その歓待に、アルジュン達家族に起こった悲劇に何ひとつ気付くことなく、喜んで帰ってゆく。しかし、結果、息子の命は帰らぬものとなってしまう。

 それらの事件以降、彼は、謙虚な人物となる。しかし王宮では、彼を追い落とそうとする動きが絶えなかった。王宮でアルジュンが糾弾されている時、シヴァ神(チランジーヴィ)は、今度はサドゥーに化身し顕れる。サドゥーは、誰が邪心を持つ者であるのか、アルジュンが精神の美しいものであるのかを示し、立ち去る。そのことで、アルジュンへの王の信頼はより厚いものとなる。

 王のアンバリシュは、アルジュンを盛大に祝福することにする。しかし、王のアンバリシュには、ひとつの能力があった。それは、対する相手の未来が見えるというものであった。王は、アルジュンを祝福する時に、アルジュンが、余命幾ばくもないことを知り驚愕する。王は、そのことをアルジュンに伝える。それに対して、アルジュンは、残された短い命の中で、シヴァ神を称え続けていくことを決意する。

 アルジュンは、彼のことをやっかむ一味に、強襲され重傷を負う。それでも、アルジュンは、彼を襲った一味に、シヴァ神の偉大さを教え諭し、改心させる。寺院へと戻ったアルジュンは、家族や弟子たちに、シヴァ神の偉大さを伝え続ける。そして、誰に気付かれることもなくアルジュンに死期が迫る。そのアルジュンの下に、とうとうシヴァ神(チランジーヴィ)が顕れ、アルジュンの今までの行いを語る。アルジュンは、シヴァ神を招き入れ、歓待する。そして、命を全うしようとする時、胸騒ぎを覚えていたサウンダリヤが、駆けつける。サウンダリヤは、シヴァ神(チランジーヴィ)に、夫と一緒にシヴァ神(チランジーヴィ)の下へと連れて行ってくれるように嘆願する。シヴァ神(チランジーヴィ)は、その願いを聞き入れ、二人は共に天に召されるのであった。

 

【コメント】

 CGを存分に生かし、チランジーヴィを始め、スターを存分に配した神様映画の力作。信心深い村娘のサウンダリヤの演技や、心優しくおしとやかな女神役のミーナー。CGを生かした素晴らしいダンスシーンなど見所が多い。特に、CGでは、リンガ寺院ができたことを祝う音楽シーンで、シヴァ神の後を可愛いリンガ達が踊りながら後を追うシーンなど印象的。しかし何よりも、チランジーヴィのシヴァ神役は、見事。世界の律動としてのシヴァ神の踊りの魅力が最大限に発揮されている。



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